2020年2月24日、宇治市源氏物語ミュージアムで「クラフトソン 2019」成果発表会が行われました!【ニュース / 宇治市】

2020年2月24日(月)、宇治市源氏物語ミュージアムで「クラフトソン 2019」成果発表会が行われました!(こちらは現在開催中の「DESIGN WEEK KYOTO 2020 / デザインウィーク京都 2020」オフィシャルイベントの1つです。)

クラフトソン成果発表会集合写真

「クラフト(工芸)」×「ハッカソン」を意味する「クラフトソン」。(「ハッカソン」とは数日間、集中的に作業に取り組み成果を競うイベントなどを指します。)地域の工芸技術を活かして今までなかったようなプロダクトを生み出す試みで、「クラフトソン 2019」のテーマは京仏具「おりん」「京くみひも」となっています。

2019年7月、参加者の方々が集まり、地域の歴史や文化を学び、工房見学などの経験を通してアイディアを出し合いました。そしてチームごとに制作・プレゼンプレゼンテーションを行った結果、チーム「ひもっ!」が最優秀賞に、チーム「PORTABLE ORIN」が優秀賞に選ばれました(その時の記事はこちら)。

さらに9月の中間報告会を経て(その時の記事はこちら)、いよいよ今回の成果発表会を迎えることに。現在2チームはそれぞれクラウドファンディングに挑戦中で、成功すれば実際に商品化される予定です。

チーム「ひもっ!」の画像チーム「ひもっ!」は宇治「昇苑くみひも」の京くみひもの美しさと高級感を活かし、”魅せる肩紐”「彩り姫 / あやりひめ」を製作。

肩紐の部分が着脱可能なキャミソールで、肩紐をブラのひもに付け替えたり、キャミソールのままブラに重ねて着用する事が出来ます。

「彩り姫」の画像名前の由来は京くみひもの彩りの美しさと源氏物語の「橋姫」から。三色展開で、「橋姫」「紫の上」「花散里」といずれも源氏物語に描かれる女性の名前を冠しています。花飾りで気分に合わせてアレンジも可能です。

クラウドファンディングMakuakeのページはこちら

チーム「PORTABLE ORIN」の画像チーム「PORTABLE ORIN」は宇治「南條工房」の京仏具「おりん」を用いたネックレス「LINK」を発表。

「おりん」を鳴らす棒が付いているため、アクセサリーとして楽しめるだけでなく、いつでも佐波理おりん特有の美しく澄んだ音色を聴く事ができます。

「LINK」の画像正倉院の宝物にも使用されたという合金、佐波理。音色と余韻の美しさを追求し、銅と錫(すず)を限界まで配合した物で、非常に硬く加工が難しいそうです。こちらの製品にも、紐の部分に「昇苑くみひも」の京くみひもが使われています。

クラウドファンディングMakuakeのページはこちら

審査員の方々の画像発表後には審査員の方々からの質疑応答やレビューもあり、様々な角度から意見が述べられました。2チームは熱心に意見に耳を傾け、受け答えをしました。中には具体的で今後に繋がりそうな内容や、エールの声なども聞かれました。

Jay Huang氏の画像台湾のクリエイティブエージェンシー「Howdy Creative」代表Jay Huang氏によるレビュー、ゲストトークも行われ、ご自身の活動や台湾の市場、最近のトレンドなどについて語られました。商品プロモーションの仕方など、2チームにとっても非常に参考になりそうな内容となりました。

 

「クラフトソン 2019」成果発表会 イベント概要

  • 日時 2月24日(月・祝)13:30~15:30
  • 場所 宇治市源氏物語ミュージアム
  • 主催 京都府
  • 企画・運営 DWK実行委員会
  • 協力 宇治市、宇治商工会議所
  • 参加費 無料

 

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