2019年9月7日、宇治市源氏物語ミュージアムで「CRAFTTHON 2019 / クラフトソン」中間報告会が行われました。【ニュース / 宇治市】

2019年9月7日(土)、宇治市源氏物語ミュージアムで「CRAFTTHON 2019 / クラフトソン」中間報告会が行われ、50名ちかくの参加者が集まりました。源氏ミュージアムの外観画像

クラフトソンはオープンファクトリーなどを通じてよりクリエイティブな街を目指す「Design Week Kyoto / デザインウィーク京都」の一環として行われている画期的な試みです。

※「クラフトソンって何?」という方は以前の記事をご覧ください。
2019年7月13日~15日、宇治市産業振興センターで「CRAFTTHON 2019 / クラフトソン」が開催されました!

今年の7月には多種多様な人々が集まり、モノづくりの現場である工房の見学、チーム別での試作品の制作、プレゼンテーションなどが行われ、京くみひもを活用した新製品を提案するチーム「ひもっ!」が最優秀賞に、京仏具おりんの新たな可能性を模索するチーム「PORTABLE ORIN」が優秀賞に選出されました。

クラフトソン合成画像1今回の中間報告会ではチーム「ひもっ!」、チーム「PORTABLE ORIN」が試作品の説明を行い、昇苑くみひもの八田氏、おりんを製作する南條工房の南條氏を交えた質疑応答やアドバイスの提案などさまざまな意見交換が行われました。

その中で製品のネーミングについての質問があり、その流れで歴史や文化に詳しい宇治市源氏物語ミュージアムの方のお話が聞けた事で可能性が広がったり、昨年クラウドファンディングでプロジェクトを達成したチーム「SAIUN」からのアドバイスがあり、そこから派生した意見により2工房のコラボレーションのアイディアが出るなど、発想が広がる場となりました。また、会場にはチーム「ひもっ!」の製品に関係するメーカーの方も出席され、製品のコンセプトに共感するなど前向きな意見も聞かれました。北林さん終わりの挨拶の画像Design Week Kyoto 実行委員会代表の北林氏は参加者同士の化学反応を見て、「歴史や文化を振り返るのがアイディアの源泉になるのでは」と、喜びとともに語られました。

こうして新たな可能性とともに幕を閉じた中間報告会でしたが、終了後も参加者の多くは会場に残り、意見交換や交流を行いました。

さらに今後、商品化を目指してクラウドファンディングへのチャレンジ・テストマーケティング・プロモーションなどが行われる予定です。「Design Week Kyoto 2020 / デザインウィーク京都2020」は2020年2月23日~3月1日に開催予定です。

CRAFTTHON 2019 / クラフトソン 中間報告会 イベント概要

  • 日にち 2019年9月7日(土)
  • 時間 13:00~15:00
  • 場所 宇治市源氏物語ミュージアム 講座室
  • 参加費 無料
  • 主催 京都府
  • 協力  宇治市/宇治商工会議所
  • 企画・運営 一般社団法人 Design Week Kyoto 実行委員会

 

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