城陽市寺田から上津屋に移転オープンした「珈琲処ぼん」さんに行ってきました!
(記事の内容等は2020年8月23日時点のものです。)
目次
「珈琲処ぼん」さんへの行き方
「珈琲処ぼん」さんの場所はこちら
(京都府城陽市上津屋高下10-2)
木津川堤防からも近いので、サイクリングの途中に立ち寄る事もできます。
サイクルスタンドもありますよ!
行き方は次のとおり
国道24号線、「Kyoto BMW」(道路西側)、ガソリンスタンド「丸紅エネルギー ベストバリューエネルギー 城陽店」がある交差点を京都市内方面に向かって左折。
「城陽モータース」の筋を右折。
2つ目の筋を左折して進むとお店があります。
到着!
窓からは茶畑、店内にはレトロな精米機
お茶の栽培が盛んな城陽。窓の外には茶畑が広がっています!すぐ側には木津川堤防もあり、自然豊かなロケーション。心落ち着く癒しスポットです。
今回の移転オープンで以前のお店の約10倍ほどの広さに生まれ変わった「珈琲処ぼん」さん。以前の秘密基地のような雰囲気もとても素敵でしたが、新しいお店もほっこり温かみのある空間です。
山桜や胡桃のテーブル、楢の木の床…以前使用されていたカウンターテーブルも健在!
お店が広くなった事でお客さんがご家族全員で来られたり、お客さん同士の交流も増えているそうですよ!駐車場もあるので気軽に来やすくなりました。
建物は昔の製粉・精米所をリノベーション。店内にはレトロで可愛い精米機がそのまま残されています。約40年ほど使われてきた物で、昔は外にあった水車の力で動いていたそうですよ!水車とお米と精米機…きっと素敵な光景だったんだろうなあ。
人々の日常生活の中にあった製粉・精米所。ここで精米したご飯が家庭の食卓に並び、お正月にはお餅つきの準備に訪れたり…おばあちゃん達が入口でストーブのそばに座って会話を楽しむ姿もあったようです。
そんな素敵な思い出とともに、早くも近所の方々が訪れておられます。精米機を見て「これこれ!」と懐かしんだり、「また人が集まれる場所になって嬉しいわ~」と喜ばれたり。
新しいカフェでも玄米入りパンや雑穀米のカレーがいただけて、今もお米を通したストーリーに思いを馳せる事ができます。
天井の梁も昔のまま。雰囲気のある椅子は精米機に合う物を探してこられたアンティークです。天然の木材は使うほどに色や風合が変化していくため、「時を刻み込もう」とテーブルや床は無垢材にこだわっておられます。素敵ですね!
陶器で自家焙煎したこだわりの珈琲
「珈琲処ぼん」さんは全国でも人気のパン屋さん「Boulangerie OPERA(オペラ)」にも珈琲を提供されている、こだわりの珈琲屋さんです。
豆は焙煎前と焙煎後にハンドピックで選り分け、宇治炭山の陶器でできた「珈悦」で焙煎。
陶器×火といえば個人的には土鍋ご飯やタジン鍋の料理などを思い浮かべるのですが、土には何でも美味しくする力があるのでしょうか?それにしても陶器の焙煎器なんて珍しいですよね!
豆は焦がさないよう、ゆるい火でじんわ~り焙煎。陶器だと豆が焦げにくく、嫌な苦味を抑えられるそうです。苦味を出したい時は苦味のある豆を使用するなど、豆本来の持ち味や個性を活かしておられます。
そして、豆のブレンドはアートな感じ!
店主が目にした景色や具体的なシチュエーションなどの「色」のイメージでブレンドされているんですよ!
たとえば仕事終わりに見上げた冬の星空「夜想曲 nocturne(ノクターン)」、忙しい朝でも少しほっとできそうな「木もれ日の朝」、夕暮れ時にぴったりな「夕暮れの薫り」。
先にイメージが思い浮かぶ事もあれば、作りながら徐々にイメージを膨らませていったり、時には色鉛筆を並べる事もあるそうです。
そして現在、秋頃に出そうと考えておられるのは、煙草片手に珈琲を飲む男性の渋いイメージ!後ろ姿のスーツの色を珈琲で表現された一杯です。
取材でいただいてみたところ、格好良さを感じる苦みとスモーキーな香りがまさにイメージ通りでした。これは楽しい体験です!
さてさて、陶器の焙煎器にアートを感じるブレンド方法など色々楽しいこちらのお店。さらに今回の移転オープンにともない鉄瓶も仲間入りしました!
鉄瓶でお湯を沸かしてみると、より珈琲の味に丸みが出て味が綺麗にまとまったそうです。「豆つぶ感」もより感じられるなど、仕上がりに大きな違いが出るそうですよ!
茶どころのイメージともマッチして面白いですね~。
この日はお天気も良くて、「ETHIOPIA Sidamo G-1 Guji(エチオピア)」が爽快な気分にぴったりでした。
透き通る美しさを思わせる爽やかな酸味がいい感じ!深いコクと心地よい苦みがありながら、後味はとてもスッキリ。冷めてもまた違った美味しさを楽しめました。
珈琲ってやっぱり癒しですね~。
さらにカフェインがほとんど入っていない「COSTARICA SHB DECAF(コスタリカ デカフェ)」もとても美味しいので、妊娠中の方やカフェインを控えておられる方にもおすすめです。
製法は化学薬品を使用しないスイスウォータープロセス。
飲んでみると、嫌なにおいも物足りなさもまったく感じませんでした。深い味わいと気分安らぐ香り…あ~、幸せ!
店主によると、比較的軽いシティローストのような焙煎方法ならデカフェでも甘みを感じるそうですが、苦みも出すためより強い焙煎のフレンチローストをブレンドされているそうです。
風味を柔らかくする事だけにとらわれず、逆に豆をフルタイムで火に当てて焙煎してみたところ、なんと独特のにおいが消えたそう。生豆の状態とは香りが全く違うそうですよ!
スパイスも楽しい!フード&ドリンク
では、フードメニューもご紹介しますね。こちらは「海老とレモンとココナッツミルクの爽やかクリーミーカレー」!
コリアンダー、クミン、ローズマリーなど色んなスパイスが使用されています。
スパイスとココナッツの香りがただよってきて美味しそう~。
口へ運ぶとココナッツの濃厚でミルキーなコクがたまらない美味しさ!そこへエスニックなスパイスの香りが加わって、もうひと口、もうひと口…と止まりません。
貴婦人を思わせるローズマリーの上品な香りが、常夏を感じる元気なココナッツミルクと相性抜群なのも楽しい発見。
レモンを絞ると爽やかで、また違う表情を見せてくれました。ぷりぷりの海老や、パプリカ、ミョウガのピクルスも美味しくて最後まで飽きずにぱくぱく。
ココナッツ好きの方にはぜひ一度試していただきたい一皿です!
そしてこちらは「鶏と胡桃と山椒のピリッとコロコロカレー」!
こちらもクローブやシナモンなどなど様々なスパイスが使用されています。
食べてみるとくるみ特有の風味、コク、食感がカレーにとても合っていて、後からほんのりフルーティーな香りが追いかけてくる楽しい美味しさ!山椒の香りも効いてます!
トマトの風味でサッパリ爽やか。ぷりぷり美味しい鶏肉やきのこがコロコロ入って、どこか可愛らしさも感じます。
ご飯に黒米、押麦、キヌアが入っているのも嬉しいな~!
美味しくて楽しくて、色んな食材やスパイスたちがお皿の上で仲良く軽快なハーモニーを奏でてる!という感じでした。お皿も可愛い~。
そして嬉しい事に、ランチタイムはカレーにサラダが付いてきます。
色んな野菜が少しずつミックスされているから、味や食感が華やかで楽しい!いつも大体5種類ほどの野菜を使われているそうですよ。甘みのあるドレッシングは生姜シロップを使用。
フードメニューなどは、好きな飲み物と一緒に注文するシステムです。
食後に美味しい珈琲をいただく幸せ…。
あ~、美味しい。
コーヒーカップは信楽焼など、今まで何年もかけて各地で集めてこられた物。上の写真は立杭(兵庫県)のカップだそうです。中には越前や徳島の物もあるそうですよ。
こんなドリンクもあります!自家製「カスカラコーラ」!
コーヒーの果皮の部分を乾燥させた「カスカラ」を使った珍しいクラフトコーラです。クローブ、カルダモンなどのスパイスやコーヒー豆自体も使用。
飲んでみると、マイルドな甘さにシナモンの香りが相性抜群。何重にもかさなり合ったスパイスなどの風味が面白くて、ついつい飲んでしまう美味しさでした!
口の中に色んな味や香りの余韻が残るのも楽しい、じっくり味わいたくなるコーラです。コーラの向こう側には珈琲のほろ苦さも感じられました。
また飲みたいな~。
メニューの一部をご紹介
では、最後に「珈琲処ぼん」さんのメニューの一部をご紹介しますね。
珈琲を楽しむも良し、フードと合わせてランチするも良し。モーニングメニューもありますよ。自分好みの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか?
<ドリンクメニュー>
- スペシャルティコーヒー HOT COFFEE 500円
- ハンドドリップコーヒー 440円
- 水出しアイスコーヒー 470円
- カフェ・オ・レ ホット 470円
- カフェ・オ・レ アイス 500円
- ジンジャーカフェ・オ・レ ホット 520円
- ジンジャーカフェ・オ・レ アイス 550円
- ウィンナーコーヒー ホット 600円
- クラフト ジンジャーエール 550円
- クラフト カスカラコーラ 550円
etc.
※コーヒー豆の販売もあります。
<フードメニュー>
- 鶏と胡桃と山椒のピリッとコロコロカレー 550 円
- 海老とレモンとココナッツミルクの爽やかクリーミーカレー 550円
※ランチタイムはカレーにサラダが付きます。
etc.
※シフォンケーキ(250円)もあります。
<モーニングメニュー>(玄米入りトースト・サラダ・ゆでたまご・ヨーグルト) ※8:00~10:30
- トースト
オリーブオイル&バルサミコ 300円
バタートースト 250円
etc.
※5歳以下のお子様をのぞきワンドリンクオーダー制です。フード、スイーツ、モーニングは飲み物と合わせてご注文を。
※税込価格
(メニューは2020年8月23日時点のものです。)
珈琲処ぼん 店舗情報
- 住所 京都府城陽市上津屋高下10-2
- 電話 090‐1916‐4140
- 定休日 日曜日・不定休
- 営業時間 8:00~19:00
モーニング 8:00~10:30
ランチ 11:30~14:00
※ワンドリンク制 - 駐車場 有(4台)
- ※AirPAY導入店 クレジットカード・交通系電子マネー(PiTaPaをのぞく)・Apple Pay・QUICPay 可
※PayPay 可 - テイクアウトメニュー 有(現在はドリンクのみ)
- Instagramはこちら
- 2020年8月25日オープン
(店舗情報は2020年8月23日時点のものです。)
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