ALCOグルメは記者が行った飲食店を紹介するコーナーです。
今回は京田辺市の近鉄「新田辺駅」近くに昨年OPENした「pizzeria PariarE/ピッツェリア パリアレ」さんに行ってきました。
(価格、メニューの内容等については平成31年4月3日時点のものです。)
目次
アクセス
(京田辺市田辺中央3-1-1 アメニティーセブン1F)
行き方は次のとおり
国道24号線から京田辺市方面へ山城大橋を渡る
「ガリバー 京田辺店」、「京漬物匠 岡之園」がある分岐点を右折
近鉄「新田辺駅」の踏切を越えて直進すると左手にお店があります。
オシャレな店内で楽しい時間を!
木を基調とした店内は温かみがあり、オシャレでくつろげる雰囲気です。キッチンの奥には可愛らしいアクアブルーの薪窯が!この薪窯によって家庭では味わえない本場のナポリピッツァがいただけるんですね。
ところで、店名の「パリアレ」とはナポリの方言で「楽しむ」という意味だそうです。
ナポリでは週末になると、大人も子供も家族や友人と食事やおしゃべりをワイワイ楽しむ文化があるそう。実際にシェフが現地でこのような素晴らしい文化に触れ、「こんな風にお客様に楽しんでいただけたら」と名付けられたそうですよ。素敵ですね!
本格ナポリピッツァを堪能
今回いただいたのは「パリアレLUNCH」(1,600円 税別)です。ピッツァは4種類から1つを選択。ピッツァの種類は月に1度くらいのペースで替わりますが、マルゲリータは定番メニューになっています。
(ちなみにこの日はマルゲリータ、アンチョビと春キャベツのマリナーラ、新たまねぎとベーコンのクリームソースピッツァ、とうもろこしとイタリアハムのクリームピッツァという春らしいラインナップでした!)
【パリアレLUNCH】
- 前菜盛り合わせ・サラダ
- ピッツァ(4種類から1つ選択)
- デザート
- ドリンク(コーヒー・紅茶)
今回は一番人気のマルゲリータを選択し、プラス500円でチーズを水牛モッツァレラチーズにしていただきました。
こちらは前菜盛り合わせとサラダ!前菜は5種類あり、内容はその日によって変わります。色々楽しめて贅沢ですね。
いただいてみると…まろやかな旨みを楽しめるナポリサラミ、イワシの旨味とコクがさっぱりと味わえるイワシのバルサミコ酢煮など、1つひとつがどれも美味しい!アサリと葱のマリネは口で優しくとろけ、キャロットラペの柔らかさにはふんわりと包まれるよう。きのこのマリネ白トリュフ風味は、ぷりぷりと美味しいきのこの味、食感、香り、全てが良かったです!
サラダにはレモンドレッシング、バルサミコ酢、さらにパルミジャーノがたっぷりとかかって甘美な美味しさ!バルサミコ酢の濃厚な甘味、パルミジャーノの旨味とコクがまろやかに、そしてとっても華やかにサラダを引き立てていました。
そしてお次はマルゲリータ!生地はもっちり、縁はふっくら。ほのかに甘味を感じる小麦粉の風味に薪窯で焼き上げられた香ばしい香りがたまりません!特に縁の部分をいただくと生地の風味をしっかりと感じる事ができました。
水牛のモッツァレラチーズはミルキーで濃厚なコクが味わい深い、とろける美味しさ!そんなまろやかな旨味を効果的に引き立てるトマトソースの程よい酸味、さらに鼻から抜けるバジリコの爽やかな香りがバランスの良い美味しさでした。後味がさっぱりしているので、もう1枚、さらにもう1枚と、次々に手が伸びてしまいます。あぁ、また食べたい!
そして、デザート。シェフお手製の美味しいスイーツたちがころんとグラスに盛り付けられて可愛らしいですね!デザートの内容は日によって異なるので、どんなスイーツかはその日のお楽しみ。
さっそくイチゴのジェラートをひと口ほおばると、イチゴの香りが可憐にふわっと広がりました。程よい甘さが大人っぽいショコラはリッチで深い味わい。クレームブリュレも濃厚で、爽やかなイチゴとの相性が抜群でした。デザートまでこれほど本格的な美味しさだなんて…もう大満足です!
そして食後の和やかなコーヒータイム。このひと時がまた、とっても幸せなんですよね~。
ちなみにランチメニューは他にも2種類ありましたよ。本日のピッツァにサラダの付いた「ピッツァLUNCH」(1,000円 税別)と、パニーニにデザートとドリンクが付いた「パニーニLUNCH」(1,200円 税別/限定8食)。良心的な価格が嬉しいですね!
奥深いピッツァの世界
シェフにお話をうかがったところ、一番のこだわりはやはりピッツァの生地だそうです。
生地を楽しんでいただきたいので、その分具材はシンプルに。生地に使用されているのは水、小麦粉、塩、イーストのみだそうです。ごまかしがきかない直球勝負なんですね!
生地が良い状態である事と、窯が良い状態である事。その両方がそろわないと美味しいピッツァは出来ないそうで…何だかとっても難しそう!生地の発酵が進み過ぎないようタイミングを計ったり、薪の大きさで窯の温度調整をするなど、ピッツァイオーロ(ピッツァ職人)ならではの感覚が重要になってくるようです。
窯の中は500度近い高温になる為、何とわずか1~1.5分ほどの短時間勝負!マニュアルや正解はなく、肌で熱風を感じるなど感覚を頼りに焼き上げるそうです。かなりの集中力が要りそうですね!
そのほか季節や天候などピッツァの仕上がりを左右する要素は色々ありますが、「でも、だから面白い。」とシェフはおっしゃいます。一口に「焼く」と言っても、何とも奥が深そうです。
そんな奥深い世界を学ぶため、シェフはナポリで修行されていた経験をお持ちです。師匠は若い頃からこの世界に入り、まさに人生をかけてピッツァイオーロの仕事と向き合ってこられたような熟練の職人さん。
素晴らしい師匠のもとで「生地作りはもちろん、全てが勉強になった」とおっしゃるシェフは、当時の経験や知識を活かし、城陽の「PIZZERIA IL FICO / ピッツェリア イルフィーコ」で約4年半ピッツァイオーロを務められました。
そして昨年4月に独立され、こちらのお店は1周年!そんな「ピッツェリア パリアレ」さんで、皆さんも楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?ちなみにマルゲリータは夜もいただく事ができますよ。ワインやイタリアビールなどを片手に楽しむのも良いですね!
pizzeria PariarE/ピッツェリア パリアレ 店舗情報
- 住所 京都府京田辺市田辺中央3-1-1 アメニティーセブン1F
- 電話 0774-68-6777
- 定休日 火曜 ※月1回不定休あり
- 営業時間
昼 11:30~14:30(L.O. 14:00)
夜 17:30~ L.O. 21:30 - 禁煙(外に喫煙スペース有)
- 駐車場 有(お店の前に2台)
- Instagramはこちら
- (店舗情報は平成31年4月3日時点のものです。)