令和元年5月2日、「宇治茶会館・茶業センター」「京都府 茶業研究所」で開催の「宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い」に行ってきた!【ALCOレポート】

八十八夜にあたる令和元年5月2日(木)、「宇治茶会館・茶業センター」「京都府 茶業研究所」で開催された「宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い」に行ってきました!

宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い(2019年)①毎年多くの人で賑わうこちらのイベント(去年の様子はこちら)。記念すべき令和元年の「宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い」は天候にも恵まれて、何だか縁起が良さそうです!

宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い(2019年)②ちなみに「宇治茶会館・茶業センター」「京都府 茶業研究所」の2会場間は常に無料シャトルバスが行き来しています。2つの会場は少し違った雰囲気なので、どちらも見て回るのがオススメの楽しみ方ですよ!

 

第1会場「宇治茶会館・茶業センター」

宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い(2019年)③メインイベントとなっているのは「宇治茶会館」となりの玉露茶園で行われる無料茶摘み体験。新茶の茶葉を摘んで持ち帰れるほか、茶摘み娘の皆さんと記念写真を撮る事もできます(宇治茶レディのインタビュー記事はこちら)。周りからは「宇治茶レディ、可愛いわ~。」との声が。皆さんお茶摘みの格好が似合ってますよね!

宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い(2019年)④「宇治茶会館」1階にも大勢の人が集まっていましたよ~!こちらでは宇治新茶のふるまいや販売などがあり、会館前では山城地域の野菜や食べ物などが販売されていました。ゆるキャラの皆さんも会場を盛り上げていましたよ!

宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い(2019年)⑤写真左上は宇治市宣伝大使の「ちはや姫」(年齢:ヒ・ミ・ツ)、右上は海外でも活躍中の宇治商工会議所公認ご当地ゆるキャラ「チャチャ王国のおうじちゃま」(茶道歴:はいはいを覚えた時から)、左下は京都府広報監の「まゆまろ」(年齢:推定2000歳!)、そして右下は、平安貴族の衣装にお着替えされたおうじちゃま!会場ではちはや姫の手ぬぐいやおうじちゃまのクリアファイルがもらえました。

宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い(2019年)⑥会館2階では玉露の淹れ方教室が、3階では抹茶のたて方体験、抹茶のひき臼体験、キッズ・ジュニア茶ムリエマスターによる呈茶、水出し宇治茶BARが行われるなど、もう本当~に盛りだくさん!

ひき臼を回すと「抹茶の良いにおいがする~!」水出し宇治茶BARでは「グラスで飲むと雰囲気変わる!」と、色々楽しめました。

宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い(2019年)⑦お茶の木で作られた「茶の木人形」などの展示もありましたよ!1つひとつ表情が違うので、見るたびに新しい発見があります。さらにおとなりの「茶業センター」では抹茶アート体験教室や、令和元年を記念した「祝新元号 宇治茶と皇室との資料展」も行われていました。

 

第2会場「京都府 茶業研究所」

宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い(2019年)⑧バスで「京都府 茶業研究所」へ移動すると…こちらの会場も大にぎわい!

宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い(2019年)⑩茶業研究所では宇治茶の新品種育成など、お茶に関するさまざまな研究開発が行われています。試験茶園での無料茶摘み体験では、玉露やてん茶用の品種候補として栽培されたものの「一番茶収量が少ない」という理由で品種にならなかった茶葉を摘んで持ち帰る事ができました。

そのとなりでは同じ品種の茶葉に異なった資材の覆いをかぶせたり、かぶせる期間を変えてどうなるかという試験栽培が行われていました。「こんなに地道な実験の積み重ねがお茶の未来を支えてるんやな!」と、ちょっぴり感動。

さらに、「かぶせる覆いの素材によって茶葉に吸収される紫外線の量が異なる」とか、「紫外線が茶葉の色や風味などに影響する」というお話には「へぇ~。不思議~!」と考え込んだり。大人も子供も楽しめる社会見学でした。

宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い(2019年)⑨そのほか大人気の宇治茶の手もみ体験や製茶工場の見学・説明、宇治新茶のふるまいや販売、研究成果の展示・説明、地域産品の出店などもありましたよ!外国の方なども興味深々で、ワールドワイドな宇治茶の魅力を感じました!

 

「宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い」を振り返って

宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い(2019年)⑪持ち帰った茶葉は昨年はお茶にしたので、今年はおひたしにする事にしました。2ヶ所の茶園で摘んだ茶葉は香り、味、色、柔らかさが違って面白かったですよ!

今回のイベントを振り返ってみると…身近にあるお茶を色んな角度から見れたのが楽しくて「お茶についてもっと知りたい!」と思いました。

一口に「お茶」と言っても様々な品種や栽培・製茶の方法、地形や気候と茶葉の関係、お茶を淹れたり抹茶をひいたりたてたりする道具や技術、お茶のスイーツ、茶摘み娘の服装、八十八夜の童謡、茶の木人形などなどなど…本当に色んな側面があり、お茶とともに歩んできた先人達の歴史や文化も感じて「面白いな~!有り難いな~!」と。さらに現在進行形で色んな角度から研究されている事にも興味がわきました。

あと、やっぱり単純に「お茶を楽しむ」「お茶で季節を感じる」というのも良いですよね~。このイベントは人とのふれあいもあり楽しく和やかな雰囲気!さらに無料~数百円で色んな体験ができるとあって、大人から子供まで誰でも気軽に楽しめると思います。毎年開催されているので、興味のある方はまた次回、参加してみてはいかがでしょうか?

 

イベント情報 宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い(2019年)

  • 開催日 2019年5月2日(木)
  • 時間 10:00~15:00
  • 場所
    第1会場「宇治茶会館・茶業センター」

    第2会場「京都府 茶業研究所」
  • アクセス 京阪宇治駅・JR宇治駅から無料シャトルバスが往復運行
  • お問い合わせ 0774-23- 7713(公益社団法人京都府茶業会議所)/0774-22-5577(京都府 茶業研究所)

 

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