２０２４年７月１日（月）、宇治の夏の風物詩「宇治川の鵜飼」（京都府宇治市宇治）の安全祈願祭が執り行われました。
祈願祭の後には鵜飼の実演が予定されていましたが、今年は雨による宇治川増水のため中止となり、神事のみとなりました。
※「宇治川の鵜飼」の開催期間は７月１日（月）～９月３０日（月）ですが、現在は増水のため中止となっています。（最新情報は宇治市観光協会のHP等で確認できます。）
中村藤吉氏（公益社団法人 宇治市観光協会 会長）は、「宇治川の鵜飼は全国でも珍しい、女性鵜匠が活躍する場所」だとお話しされました。
そして今年は「鈴木鵜匠が修行を終え、ようやくデビュー」されるとのこと！
新しい鵜匠さんがいよいよ本格的にご活躍！何ともおめでたいですね！
宇治川の鵜飼（以前の様子）
松村 淳子氏（宇治市長）は、「宇治川の鵜飼は平安時代の『蜻蛉日記』にも出てくる、古い歴史のあるもの」だとお話しされました。
途中で途切れていた時代もあったようですが、「大正時代に復活し、今日まで続く由緒あるもの」だということです。
また、今年は紫式部が主人公の大河ドラマが放送されていますが、平安時代に思いを馳せて宇治（※）を訪れる方がおられる中、「宇治川の鵜飼もより多くの方に見て頂ける機会があるのでは」とのことでした。
※源氏物語『宇治十帖』の主な舞台になっています。
新たな鵜匠さんのデビューに、平安時代の大河ドラマ！
宇治川の鵜飼、今年はより一層盛り上がりそうですね！
