2024年の大河ドラマが紫式部を主人公とした「光る君へ」に決定!ということで、2023年6月10日(土)、紫式部ゆかりのまちである宇治市・越前市・大津市が観光振興などのため連携協定を結びました!
今回、3市で「平安時代の歴史文化などを活用した魅力発信、観光誘客について連携・協力しよう!」「観光振興や地域活性化につなげよう!」と、『大河ドラマ「光る君へ」を契機とする紫式部ゆかりのまち宇治市・越前市・大津市連携協定』が締結されることに!
市長の方々のコメントは次のとおりです。
- 京都府宇治市 松村 淳子市長(写真中央)
宇治市は源氏物語宇治十帖の舞台であり、「源氏ろまん」事業として平成3年から紫式部文学賞・紫式部市民文化賞、宇治離宮祭由来の宇治田楽などを実施し、また、源氏物語ミュージアムを設立するなどの取組を行ってきた。今後、ドラマと連携して取組を実施するため、「紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト」を立ち上げ、連続講座やドラマ展など“ほんまもん”の平安時代が感じられるような準備を行っている。また、地元商店街などと連携したプラットフォームを立ち上げた。連携した3市は紫式部の生涯の中で異なる時間とのかかわりがあり、訪れる人が広域的に観光し、広報や啓発を連携できるよう、皆さんと一緒に取り組んでまいりたい。 - 福井県越前市 山田 賢一市長(写真右)
越前市で紫式部ゆかりのまちである3市が集まり連携協定を結ぶことができ大変嬉しく思っている。紫式部は父が越前国司として赴任する際に伴われて越前で1年余り過ごしており、式部も越前和紙など最先端の技術に触れることで感性を磨き、後の源氏物語に影響を与えたのではと考えている。市民はこのことを誇りに思い、源氏物語アカデミーなど長年に渡る市民活動も行われている。来年は北陸新幹線が延伸される年でもあり盆と正月が一度にくるような気持ちでPRに絶好の機会と捉えている。 - 滋賀県大津市 佐藤 健司市長(写真左)
大津市では紫式部ゆかりのまちとして官民一体となった協議会を設立し取組を進めており、さらに広域に進めるため、3市で協定を締結した。大津市は源氏物語が生まれたまちであり、紫式部が源氏物語の着想を得た石山寺や、紫式部の親族が出家した三井寺がある。「紫式部聖像」は最古の紫式部の肖像画と言われており、実物が石山寺に所蔵されている。この機会に多くの方々に知っていただきたいと考えているとともに、一人でも多くの方々に3市に来訪いただきたい。
広域連携推進事業実施に関する覚書も同日締結され(宇治市、宇治市・越前市の紫式部プロジェクト推進協議会、大津市大河ドラマ「光る君へ」活用推進協議会)、今後は3市共同運営のホームページでの情報発信や、三市を周遊するスタンプラリーなどのイベントの実施などが検討されているそうですよ!
宇治の紫式部といえば…
こちらはテレビなどにもよく登場する紫式部像(京都府宇治市宇治蓮華)!宇治の定番スポットの1つになっているようで、普段から観光客の方々が写真撮影を楽しむ姿を見かけます。
こちらは宇治川東岸にある源氏物語ミュージアム(京都府宇治市宇治東内)!このあたりは秋の紅葉も綺麗です。昨年3月にはとっても素敵なカフェもオープン!
宇治市には他にも紫式部や源氏物語にまつわるスポットが沢山あるんですよ!(越前市や大津市も巡ってみたい~!)