<連載コラム2/2>「雪は本当は白くない」ってどういう事?

子供の頃、よく「雪は汚いから食べちゃだめ!」なんて言われた人も多いと思いますが、雪の「核」となるのは…そう、「ちり」や「ほこり」。

まず、その小さな小さな「核」に大気中の水蒸気が凍り付いて「氷の結晶」になります。さらにそこへ水蒸気が凍ってくっついて、成長して…キラキラ綺麗な「雪の結晶」の出来上がり!

このように「雪の結晶」は主に水蒸気でできているので「透明」ですが、結晶と結晶が重なると、光が色んな方向へ反射される「乱反射」が起こって白く見えるそうです!

白くまの毛も「透明」だそうですが、そこまで雪の真似をするなんてちょっとすごいなぁ…。

あ。余談ですが、「白くま」は英語で「white bear(ホワイト ベアー)」と呼ばれる事はめったにないのでご注意を。正しくは「polar bear(ポーラー ベアー)」です。

それから、寒くて空気が乾いている時はさらっと軽い「粉雪」に、比較的暖かくて空気が湿っている時にはぼたっと重い「ぼたん雪」になるそうですよ。まぁ、考えてみると「そりゃそうか。」というお話ですが、今度雪を見たらこんな事もちょっと思い出してみると楽しいのではないでしょうか?

それでは皆さん、楽しい冬をお過ごし下さいね~!

※気象庁「雨・雪について」(http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq1.html)を加工して作成

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