7月1日、夏の風物詩「宇治川の鵜飼」の安全祈願が執り行われました。開催は増水のため現在中止【京都府宇治市】

2023年7月1日(土)、宇治の夏の風物詩「宇治川の鵜飼」(京都府宇治市宇治)の安全祈願が執り行われました。鵜飼の安全祈願の画像

 

今年は宇治川増水のため実演は行われず、安全祈願の神事のみとなりました。

※鵜飼の開催期間は今年も例年どおり7月1日~9月30日ですが、現在増水のため中止(開始日は未定)となっています。(最新情報は宇治市観光協会HPに掲載)

鵜飼の画像5昨年の様子)

今年は保津川下りで痛ましい事故があり、安心・安全への思いが一層強まる中、宇治神社による神事が厳粛に執り行われました。

松村市長は、来年1月から紫式部を主人公とした大河ドラマ「光る君へ」が放送開始予定となっていることを受け、「宇治川の鵜飼がより多くの方に知ってもらえる機会になれば」とお話しされました。

紫式部(宇治川周辺は『源氏物語』宇治十帖の舞台になっています。)

宇治川の鵜飼は平安時代にも行われていて、また、全国的にも珍しい女性の鵜匠の方々が活躍されていることから、「平安時代」「女性」が大河ドラマと共通するキーワードになるとのこと。

女性鵜匠さんの画像(宇治で活躍されている女性鵜匠のお1人、江﨑 洋子さん)

また、昨秋から始まった「放ち鵜飼」(現在全国でここだけ!)や、今年10月に宇治市で開催予定の「全国鵜飼サミット」についても触れられました。

(綱に頼らない「放ち鵜飼」の様子)

宇治と鵜飼の今後が楽しみです!