2024年10月6日(日)に執り行われた「第73回宇治茶まつり」(京都府宇治市宇治)に行ってきました!
皆さんは「歴史の中で特に宇治茶に貢献された三恩人」と聞いて、どなたを思い浮かべますか?
日本へお茶を伝えた栄西禅師、宇治に茶園を開いた明恵上人、「茶の湯」を大成した千利休…
改めてこうやって見てみると、本当に「その三名あっての宇治茶」という感じがします!
そして、現在まで宇治茶に携わってこられた多くの方々…「宇治茶を大切にしたい」という気持ちが現在まで脈々と受け継がれてきたこと、今や世界的にも宇治茶が有名になっていることなどを思うと何だか感動!
当たり前のことですが、「歴史」って一日いちにちが積み重なって出来てるんですよね~。すごいなあ…。
さてさて。
今年の宇治茶まつりには、例年と比べても本当に多くの方が来られていて、海外の方も多かった印象でした!
皆さん今か今かと「名水汲み上げの儀」が始まるのを待っておられます。
目線の先には…
三の間(宇治橋の張り出した部分)が!
そしていよいよ午前9時ごろ、「名水汲み上げの儀」が始まりました。
本日執り行われた「宇治茶まつり」!「名水汲み上げの儀」の様子です。
例年と比べても本当に多くの方が来られていました。#京都 #宇治市 pic.twitter.com/PNfmZnAxGs
— ALCO宇治・城陽 (@alco_uj) October 6, 2024
豊臣秀吉が宇治川の水を茶会に用いた話は有名ですよね!
宇治川の水が「名水」として知られていたなんて、地元民としてはとっても嬉しい!
(ちなみに宇治川は「史跡宇治川太閤堤跡」もすぐ近くにある、秀吉公に縁の深い場所なんですよ!)
かつての茶会に思いを馳せているうちに、三の間から垂らされた釣瓶が川に浸かり、水が汲み上げられていきました。
終始、多くの方が見物…!
宇治川から汲み上げられた水は竹筒に移され、興聖寺まで運ばれます。
まずは宇治橋から、平等院表参道へ。
そして喜撰橋を渡って、中の島へ。
さらに朝霧橋を渡って、宇治川右岸の興聖寺へと向かいます。
わ、興聖寺にも多くの人!
皆さんの注目が集まる中、茶壺口切の儀などが厳かに執り行われました。
ほかにもお茶席等が設けられるなど、今日はとても宇治らしさを感じられる1日に。
…ということで、今夜は宇治茶をいただきながら、秋の夜長を楽しもうと思います。
皆さんもぜひ美味しい宇治茶と一緒に、素敵な時間を過ごしてみては如何でしょうか?