2022年4月13日(木)、平等院(京都府宇治市宇治蓮華116)で記者発表が行われ、平等院の藤についての取り組みや今年の状態などについて、御住職の神居様と、藤の手入れを行っておられる京阪園芸株式会社の多田様よりご説明がありました。
神居御住職によると、ノダフジには「決して離れない」「歓迎する」といった花言葉があるそうです。
長かったコロナ禍での生活を振り返る今、ノダフジには人との付き合い方においてのメッセージや、私達にとって必要な意味がきっとあるのでは、とお話して下さいました。
素敵なお話をうかがって色んな事を頭に思い浮かべながら藤の花を眺めていると、自然と心が温かくなります…。
また、平等院の藤は「房が長い」「色が均一で美しい」「香りが良い」と三拍子そろい、さらに鳳凰堂やキリシマツツジと合わせての眺めも素晴らしいということ。
キリシマツツジはすでに美しく咲いていて、鳳凰堂の朱色と共に目も心も癒してくれました。
藤の木は、境内に樹齢約300年の古木が4本あります。
京阪園芸株式会社の多田様によると、今年は約2万房の花房が付く見込みだという事です。長さは現在の約2倍の1m20~30cmほどに伸びる予想。
開花の時期は例年よりも1週間~10日ほど早く、それに合わせて見頃の時期も早くなり、現在のところ「今週末~来週あたりが見頃になる予想」だという事です。
そして嬉しい事に、今年は朝昼の寒暖差が手伝ってか、藤の色も濃く綺麗な印象だということ!
皆さんも是非、そんな平等院へ足を運んでみては如何でしょうか?