2022年6月24日(金)、世界遺産「平等院」(京都府宇治市宇治蓮華116)で、報道陣に蓮の花がお披露目されました!
平等院ではここだけでしか見ることのできない、珍しい蓮の花を見ることができます。
その名も「平等院蓮(びょうどういんばす)」。
1999年、平等院の阿字池で発掘調査が行われ、なんと江戸時代の地層の中から種が出土!その1粒を発芽させた、とても貴重な蓮だそうです。
花びらの先端は、開花前にうっすらと赤くなります。
鳳凰堂の仏後壁(平安時代)にも同じような、平等院蓮を思わせる花びらが描かれているとのこと。
平安時代の人々も同じ蓮を眺めていたのかも!「どんな風に感じていたのかな?」「何を話していたのかな?」想像がどんどん膨らみます。
神居ご住職によると、蓮は「新しい命の誕生」を意味するとのこと。また、蓮が泥の中から美しい花を咲かせるように、人も精一杯花を咲かせる事ができるのでは、とのお話をいただきました。
平等院ではそんな平等院蓮を含めた様々な蓮鉢が順次展示されています。
蓮の見頃は7月末頃まで、特に朝早い時間帯に多くの花が見られるという事です。