
現在、京都府・宇治市で「かわまちづくり」の取組が進められています。
天ケ瀬ダムの直下や、「お茶と宇治のまち歴史公園」(茶づな)に隣接する河川敷に、それぞれ新たな広場やEボート等の発着場が誕生したり…
ダムの近くに展望場所や広い駐車場なども出来るなど、宇治川周辺での楽しみ方がさらに、さらに広がる予定!

迫力満点のダム体感ツアーやダムのライトアップ、川下り、マルシェイベントなども、もっと楽しめるようになりそうです!
これは嬉しいビッグニュース!
宇治のこれからをイメージできるようなイベント(来月開催予定!)や、今後の計画についてご紹介しますね!
目次
1.10月4日は「うじFarmers Market」
2.宇治・伏見・八幡・枚方をつなぐ、Eボート川下り&とっておき体験にも注目!
3.楽しみ方がぐんと広がる「かわまちづくり」
10月4日は「うじFarmers Market」

京阪宇治駅前、「お茶と宇治のまち歴史公園」(茶づな)に隣接する河川敷に、新たな広場などが出来るみたい!
川下りと併せたイベントなんかも楽しめそう!
ということは…
人の行き来が増えて、この一帯がますます賑やかに!
そんな、さらなる可能性を秘めた茶づなで10月4日(土)、「うじFarmers Market」が開催予定となっています!
※同日、同会場からスタートするEボート川下り&とっておき体験(伏見コース)も開催予定!

「うじFarmers Market」は今年5月に始まり、早くも2回開催されていて、すでに大人気のイベントとなっています。
実際に訪れてみたところ、色んな農家さんに出会えたり、人気店のグルメが味わえるワクワク感などもあって、周りを見てもキラキラした笑顔があふれてました!
お子さんや若い方も多くて、幅広い年代の色んな人たちが一緒にワイワイしている感じが本当に最高!
「嬉しい」「美味しい!」「心地いい~」そんなHAPPYがいっぱいのファーマーズマーケット。
生産者さんから直接こだわりの野菜や蜂蜜、卵などを購入できるのも嬉しいです!
「こういう素敵な方が大切に作られたんだなあ~」なんて思いながら購入して、お話しした時の笑顔を思い浮かべながらいただくと、帰ってからも幸せいっぱい!

2回目は夕方~夜の時間帯に開催されたのですが、お酒を楽しまれている方も多くて、駅前に広がる開放的な空間に、思わず「わあ~!」と気分が上昇!
そんな「うじFarmers Market」は、今回も多くの方が出店予定となっています!

有機野菜、生蜂蜜、平飼い卵、無農薬のお茶やコーヒーから…
窯焼きピッツァ、自家製スパイスカレー、有機野菜のポタージュまでバラエティ豊か!
燻製焼きそば、玄米粉たこ焼き、ビーガンのお弁当、米粉シフォンも気になるし…
可愛いお花など、植物をお家に飾る楽しみも増えそうです!
他にもステキな魅力がいっぱい!

そんな心躍る「うじFarmers Market」。
始まりは宇治市・小倉の人気店「Bistro Dining Jam」を営まれている田中 栄就 様と斉木 美優 様からだということです!
お二人からどんどん輪が広がって、同世代の方などが力を合わせて「多くの人に喜んでもらえるように、皆で宇治を盛り上げよう!」と開催されているのだとか。
今回はそんな始まりのお二人、田中様と斉木様にお話をうかがってきました!

―「うじFarmers Market」を始められたきっかけや思いなどはありますか?
斉木さま:もともとはコロナ禍で人との付き合いが減り、もう一度人と人がつながれる場所を、という思いがありました。私も含めて帰る田舎がない人もいるので、自分が生まれ育ったこの土地に、実家のような帰れる場所があったらいいな、という思いがありました。
―”帰れる場所” って素敵ですね!お二人とも宇治市・小倉の方なんですか?
田中さま:はい。二人とも昔から小倉で暮らしています。
―そうなんですね!色んなマルシェイベントなどがある中で、「ファーマーズマーケットにしよう」というのは最初から決まっていたんですか?
斉木さま:はい。小学校の同級生が運営している「くさつFarmers’ Market」へ何度も遊びに行っていたので、このようなイベントが地元の宇治にもあれば、と思ったのが始まりです。

田中さま:「くさつFarmers’ Market」の方にいろいろ教えていただいて始めたんですよ。
―そうだったんですね!実際に「うじFarmers Market」を訪れて、出店者さんとお話しさせていただく中で色んな発見もありましたし、「本当の豊かさって、こういうことなのかなあ」なんて思ったり、環境のことも少し考えるきっかけになりました。
田中さま:日々飲食店を経営していると、慣行栽培の農作物のありがたさを感じると同時に、有機野菜などを取り扱ったり、少しでも環境への負荷を減らせれば、などと考えることもあります。「くさつFarmers’ Market」で有機野菜や自然農法のものなどが沢山並んでいるのを目にして、そういった想いが広がれば、と思ったのも大きかったです。
―飲食店の方ならではの視点もあったんですね。

田中さま:あとは地元で頑張っておられる生産者さんにスポットライトを当てて、皆さんがもっと色んな人とつながっていけたら面白いだろうな、という思いもありました。
―普段接点のない生産者さんとお話しできると、お客さん側としても楽しいです!実際に蜂蜜のことを直接いろいろ教えていただいたり、「普段はどこでこの野菜が買えるんですか?」など質問できて、「じゃあ今度行ってみよう!」という感じで日々の楽しみが増えました。素敵な出店者さんがこれだけ多く集まっているのもすごいなあ、なんて思うのですが、お声がけなどはどのようにされているのですか?

斉木さま:もともと地域のイベントに「Bistro Dining Jam」として出店させて頂いていたこともあり、地元のつながりがあったので、そこから、という部分も大きかったです。
―地元のお二人ならではですね!色んな出店者さんがおられて、皆さんそれぞれに個性や魅力があってすごく楽しいです。メニューもいろいろありますし、海外の方なども喜んでおられました!
田中さま:その場でしか食べられないメニューもあるので、ぜひ楽しんでいただければと思います。
―限定メニューですね!嬉しいです。
斉木さま:メニューはそのときどきで変わっていくんですよ。
―それならお気に入りのお店ができたとき、何度も同じお店に行ってもまた新たな魅力に出会えますね!旬の野菜などを使用されているのも嬉しいです。

田中さま:農家さんも多いので、時期によって野菜などが変わっていく楽しさもありますよ。
―季節感も楽しめますね!そんな風に「うじFarmers Market」に通っているうちに、農家さんやお店の方と顔なじみになって、会話もさらに広がりそう!「この間の茄子、こんな風に食べたら美味しかったです」とか、「これはどんな風に料理するのがおすすめですか?」とか。ところで、会場の茶づなについてはどんな印象を持たれていますか?
田中さま:川沿いの和やかな空気感が楽しめて、想像以上に気分が安らぐ所だな、と思いました。皆さんゆっくりと過ごして頂いているようです。
―川も緑も感じられる空間で、環境に配慮したイベントにもぴったりですよね。それでいて駅前なのも嬉しいです。お客さんからの反響などは何かありましたか?
田中さま:インスタグラムなどのSNSに「楽しい」という声が上がっていたり、お店のお客さんで「この間行って良かったよ」と直接教えて下さる方もおられました。出店いただいた飲食店さんからも「楽しい」というお声をいただいています。

―出店者さんも楽しまれているんですね!その雰囲気がまた広がって、HAPPYな空気が循環している気がします。実際に明るくて温もりに満ちた空間で、そこに居るだけで何だかゴキゲンになれました!これからもお昼・夕方~夜の時間帯、どちらも開催していかれるご予定ですか?
田中さま:はい、そのつもりです。
―嬉しいです!そして直近の10月4日は土曜日のお昼!素敵な休日になりそうですね。
斉木さま:10月4日・5日はEボート川下り&とっておき体験も開催されますしね。今後も「うじFarmers Market」と合わせて恒例行事のようになれば嬉しいな、と思っています。
―そうですね!まずは10月4日、楽しみにしています!
うじFarmers Market(vol.3)

開催日 2025年10月4日(土)
開催時間 10時30分~14時30分
会場 「お茶と宇治のまち歴史公園」(茶づな)
住所 京都府宇治市菟道丸山203‐1
アクセス 京阪宇治線「宇治駅」より徒歩約4分/JR奈良線「宇治駅」南出口より徒歩約12分
駐車場 あり(有料/約73台)
※台数に限りがあるため、公共交通機関の利用が推奨されています。
※ゴミ削減の一環として、マイバッグ・マイ容器・マイ箸などの持参が推奨されています。
※同日、同会場からスタートするEボート川下り&とっておき体験(伏見コース)も開催予定となっています。
宇治・伏見・八幡・枚方をつなぐ、Eボート川下り&とっておき体験にも注目!

10月4日(土)・5日(日)・11日(土)・13日(月・祝)には、宇治・伏見・八幡・枚方の4エリアをつなぐ宇治川(淀川)を中心に、Eボート川下り&とっておき体験が開催予定!
10月4日(土)は「お茶と宇治のまち歴史公園」(茶づな)からスタートする「伏見コース」です。
※同日、茶づなで「うじFarmers Market」も開催予定!
Eボート川下りは11時30分から始まり、伏見では十石舟に乗船したり、きき酒体験なども楽しめますよ!

そして10月5日(日)は「宇治コース」!
天ケ瀬ダムのキャットウォーク体験にワクワク!
そして迫力満点の放流を間近で見学!
そんなトキメキと興奮でいっぱいの1日です!

圧倒的なダムの魅力を体感したら、茶づなへ移動して…
昼食をとるなど各自でゆっくり過ごした後は、宇治川を楽しく川下り~!
五感に響く体験がいっぱいで、忘れられない1日になりそうですね!

Eボート川下り&とっておき体験 宇治コース
詳細・申込はこちら⇒https://www.kanu.co.jp/view/item/000000000192
楽しみ方がぐんと広がる「かわまちづくり」

宇治市の「かわまちづくり」について、現段階で予定されていることをもっと詳しく知りたい!
ということで、今回は市の職員さんにいろいろ教えて頂くことになりました!

今回お話をうかがったのは、産業観光部 観光振興課 観光企画係の係長・西井 利治 様(写真右)と主任・永井 理帆 様(写真左)です。
―さっそくですが、今回の計画について教えていただけますか?
西井さま:そうですね、まずは平成31年3月に「宇治市天ケ瀬ダムかわまちづくり」の取組が、国土交通省の「かわまちづくり」支援制度に登録されました。
―「かわまちづくり」という取組が全国で行われているんですか?
西井さま:はい。各地でそれぞれ水辺の資源を活かしたにぎわい創出が行われていて、さまざまな事例があるんですよ。
―(事例を見せていただいて)わあ、本当ですね!楽しそう!
永井さま:川の景観・まちの景観をどちらも楽しめるのは魅力ですよね。個人的にも水のあるまちの風景や写真は美しいと感じています。宇治市には川もダムもあり恵まれた環境なので、これまで以上に皆さんが訪れたくなるように、ぜひ盛り上げていければと思っています。
―たしかに宇治川や天ケ瀬ダムはつい眺めたくなりますし、まちのお店や施設などは、国内外の多くの方が楽しんでおられますよね!宇治市が「かわまちづくり」支援制度に登録されたのは平成31年、ということは…2019年ですね。
西井さま:そうですね。その後、感染症の流行や「お茶と宇治のまち歴史公園」(茶づな)の開園などさまざまな変化がありました。
―茶づなのオープンは、たしか2021年でしたね。
西井さま:はい。そのような状況の変化の中で、「かわまちづくり」の取組をより良いものにするために、令和5年、つまり2023年に計画を変更しました。
―どのように変更されたのですか?

西井さま:宇治川上流の天ケ瀬ダムから、茶づなの辺りまでを含めた一帯の周遊性をより高められるよう、進めることになりました。
―上流側と下流側では違う雰囲気が楽しめますよね。上流の辺りは自然豊かで癒されますし、下流の茶づなの辺りは駅もあって賑わっていて…美味しい抹茶スイーツなどを食べたり、お茶の体験やお買い物などをするのも楽しいです!
西井さま:そうですね。上流の方は歩いて登っていくのが少し大変なので、小型モビリティ、例えばグリーンスローモビリティや電動自転車のような移動手段も導入を検討したいですね。デザインも皆さんに「乗ってみたい」と思っていただけるような、目を引くものにできればと考えています。

―移動も含めて楽しめそうですね!それに宇治川周辺は、上流の方へ登っていくにつれて周りの景色や空気感が変わっていくのも楽しいです。どんどん自然の中へ入っていったかと思うと、天ヶ瀬吊り橋が現れたり…巨大な天ケ瀬ダムに「わあ!」と目が釘付けになったり。

西井さま:上流の辺りの風景や吊り橋のある景観などは、今でも歩いて見に行かれる方もおられるんですよ。特に欧米の方などが多い印象で、皆さん「素晴らしい」と喜んでいただいているようです。
―そうなんですね、分かります!地元住民でも非日常の雰囲気が楽しめて、歩いているだけでリフレッシュできますし。そこへ気軽にアクセスできるようになるのは楽しみです!
西井さま:では早速ですが、実際に現地へお連れしますね。
―お願いします!
ということで、天ケ瀬ダム地区へレッツ・ゴー!例えば次のように、いろいろ変わるようですよ!
【整備イメージ】
①ダム直下広場

②展望場所・駐車場など

―やっぱり天ケ瀬ダムは大きいですね!放流していなくても迫力があって圧倒されます!
西井さま:大きいですよね。近くにはレンガ造りの旧志津川発電所もありますよ。
永井さま:古い建物で雰囲気がありますよね。
―本当ですね!
西井さま:ちなみにこちらから下流へ下るとSMBC宇治グリーン発電所(関西電力宇治発電所)もあるのですが、こちらもレンガ造りの建物なんですよ。
―自然豊かな場所にレンガの建物があるって素敵ですね。
西井さま:そうですね。では、左岸に整備予定の展望場所などへご案内します。
―ワクワクしてきました!
西井さま:(歩きながら)上へ続く道は、例えば桜を植えるなどして楽しく歩けるようにできれば、と考えています。桜の木が大きく育つには数年かかるかもしれませんが…実は昔、この辺りは桜の名所だったんですよ。
―そうなんですね!桜の名所が復活、という可能性もあるんですね。育つまでゆっくり待ちたいです。

西井さま:こちらの場所はこれから整備されて、東屋が出来る予定なんですよ。
―休憩所になるんですね。

永井さま:そしてこの辺りからも、このようにダムが見えます。
―良い眺めですね!

西井さま:それからこちらに整備予定の階段を上がると、展望場所はすぐそこですよ。
―今も古い石段がありますが、ここがきれいに整備されるんですね。それにしても、本当に自然豊かな所だな~。

西井さま:そしていよいよ到着です。こちらに展望場所が整備されますよ。
永井さま:広い駐車場も出来る予定です。
―こんなに広いんですね!こちらの場所がこれからどう変わっていくのか…想像すると楽しみで待ちきれません!

―大型バスも停められそうですね!
西井さま:はい。一般車はもちろん、大型バスも停められるようになる予定です。

―団体のツアーでも来られるようになりますね!
西井さま:そうですね。
―宇治のまちががますます賑やかになりそうですね!世界遺産やお茶などはもちろん、これからは「天ケ瀬ダムを見に行こう!」という方もさらに増えるでしょうし、宇治での楽しみ方も、楽しむ場所も広がりますね!
西井さま:そうですね。では、お次はダムへ行ってみましょう。現在、国と一緒にダム直下広場の整備を進めているところなんですよ。
…ということで、実際に天ケ瀬ダムを訪れました!

西井さま:広場は宇治川右岸、あちらになります。

―わ、本当にダムの直下なんですね!近い!放流時の迫力もすごそうですね!
西井さま:そうですね。それから年に数回行われているダム体感ツアーも、キャットウォークを歩けるなどすごく面白くて魅力があるんですよ。もっと自由に開催していただけるような基盤を作って、より頻繁に、より多くの方に楽しんでいただければと思っています。

―楽しそう!
永井さま:ダム体感ツアーは、普段できない体験ができるということで多くの方が関心を持たれているんだなあ、と感じています。そんな天ケ瀬ダムや水辺をもっと活用していければと思います。
―そうなんですね!それに、駅や世界遺産などの観光名所から近いダム、というのも良いですよね。「ダムだけを目当てに山の中へ行く」というより、「今日はダムや寺社、お茶屋さんなどを巡ろう!」といった感じで気軽に選択肢に入れられそうです。
西井さま:ぜひ気軽に訪れていただければ嬉しいです。
―ダム体感ツアーはダムのファンの方が楽しめるのはもちろん、お子さん連れのファミリーや「ちょっと興味があるかな」くらいの方などにこそ新鮮な体験になりそうですよね!私自身、テーマパークのアトラクションに似た感覚でツアーに参加してみたくなりました。
西井さま:今年の「京の七夕 in Uji」でも、中の島周辺の光の演出などと併せてダムのナイトツアー・ライトアップ・観光放流が行われました。こういった活用の仕方も今後さらに広げていければと思っています。

―今年はたしか4月と「京の七夕 in Uji」の開催時(8月)に、ダムが3色の万博カラーにライトアップされていましたよね!これからもますます楽しみです!
西井さま:それからダム直下広場には、キッチンカーの出店などもして頂けるようになるかもしれません。
―ダムを間近に眺めながら、食べたり飲んだりできるんですね!ダム直下広場へは通路を歩いて行く感じですか?
西井さま:はい。広場の辺りも楽しく歩けるように、桜の木を植えたり、秋の紅葉も楽しめる通路の整備も検討されています。併せて、この辺りでは安全面を考慮したのり面保護、Eボート等の発着場にも活用できる親水護岸整備も行われています。敷地の造成、通路の整備、のり面保護、親水護岸整備は国の事業で、上面整備が市の事業となります。

西井さま:Eボート等の発着場は白虹橋の真下の辺りになりますよ。
―こちらの白虹橋から川下りをスタートすると、始まってすぐに天ヶ瀬吊り橋の下をくぐることになりますね!それから朝霧橋や宇治橋の下もくぐって行けるし、観流橋の辺りからは勢いよく水が流れ出てくるし…川下りも楽しそうだな~。
永井さま:そうですね。それでは茶づなのある宇治橋地区へ移動しましょう。

①多目的広場 ②親水護岸 ③通路

永井さま:現在は草が生えていますが、きれいに整備される予定ですよ。
―風が気持ちいい空間ですね!観光エリアにありながら、ゆったりとした空気感に包まれていて…そうそう!この辺りからはきれいな夕日も眺められるんですよね。ところで、普段はこちらでバーベキューも楽しめるようになりますか?
西井さま:そういった利用方法も含めて検討していきます。
―それは嬉しいです!
西井さま:それからこちらの親水護岸整備は長さ約25mあり、Eボート等が発着しやすく、安全に川下りなどを楽しんでいただける状態です。今後も川下りのイベントなどをこれまで以上に頻繁に行っていければと思っています。
―川下り、良いですね!

西井さま:現在は茶づなでのイベントなどを楽しんだ後に、伏見の方へ川下りをして頂くことができます。今後は多目的広場でもイベントが開催できるようになりますし、反対に、天ケ瀬ダムの見学などを楽しんでいただいた後、白虹橋からEボート等に乗って川下りをしてきて、こちらで降りてすぐにイベントなどに参加していただくことも可能になります。
―10月4日・5日のイベントも、そのイメージがもとになっているんですね!色んな場所で色んな体験ができて、すごく充実した時間を過ごせそうですね!

西井さま:Eボート等を活用したイベントは大阪・関西万博も契機となって、現在「かわまちづくり」に取り組んでいる京都市伏見区・八幡市・枚方市とより一層連携して進めているんですよ。
―4市の魅力がより多くの方に伝わりそうですね!それに、宇治・伏見・八幡・枚方と地域の特色がそれぞれ違って面白いです!
永井さま:ぜひ4市で連携して盛り上げ、広範囲で水辺のにぎわいを創出できればと思います。その中で宇治市は最初の地点に位置しているので、そういったところももっとアピールできれば面白いと思っています。
―本当ですね、川の上流とあって、色んなことが宇治市からスタートできるんですね!そこにダムがあるというのもまた良いですね!

西井さま:それから茶づなの茶園の辺りには、河川敷の方へ移動できる通路も出来る予定なんですよ。あの辺りですね。茶づなと多目的広場の接続性がぐんと良くなります。
―なるほど!現在も茶づなで色んなイベントが開催されていますが、河川敷の多目的広場を活用すれば、出店ブースやキッチンカーなどの場所もさらに広げることができそうですね。
西井さま:そのように一帯を活用したイベントを開催できるのが一番良いですね。

西井さま:他にも「かわまちづくり」では、これまで定期的に開催されてきたイベントなどさまざまな要素を活用し、護岸も含めた一帯を立体的に盛り上げていければと考えています。宇治川の鵜飼、放ち鵜飼見学ツアー、宇治川・源平・龍舟祭など、水辺での楽しみ方は沢山あるんですよ。

―伝統や歴史も感じますよね。それに、中の島の辺りには朱色の喜撰橋や十三重石塔などもあって趣も感じます。

西井さま:そうですね。それから宇治川さくらまつりも多くの方が楽しまれていますし、桜の季節などは宇治川遊覧船でお食事なども楽しめますしね。

―観光客の方だけでなく、地元の方も毎年桜の季節を楽しみにされていますよね!
西井さま:そうですね。


―そういえば宇治川の鵜飼も、夏の楽しみとして毎年のように貸切船を利用されている地元の方から、その素晴らしさを教えて頂いたことがあります。秋の紅葉や冬の雪景色も大好きですし、そんな四季折々のまちの魅力を天ケ瀬ダムなどとともにもっと楽しめるようになるのかな、と想像すると早くも心が躍ります!


西井さま:それから宇治十帖スタンプラリーもありますし、天ケ瀬ダムへの案内もより充実した内容にすることで、さらに盛り上げていければと思います。

―川の周辺だけでなく、まち全体がさらに賑やかになりそうですね!宇治で楽しまれる方の滞在時間も伸びそうですし。
西井さま:ぜひそうなれば、と思っています。皆さんに中宇治地域なども回遊していただき、宇治の色んな魅力を楽しんでいただければ嬉しいです。

―では最後に、今後について何か考えておられることはありますか?
西井さま:最終的には国や市というよりも民間事業者の方々が主役になって、主体的に参加していただければ、と思っています。そのためにも、皆さんが積極的に参加しやすい場を作ることが大事だと考えています。
―皆で盛り上げていく感じですね!現段階で「私も参加したい!」「こんな提案がある」といった方などはどうすれば良いですか?
西井さま:ご興味のある方は、一度観光振興課へご連絡ください。ワーキンググループへも共有したいと思います。
―ワーキンググループがあるんですね!
西井さま:はい。すでに地元のお店の方などからご意見を頂いています。例えば「ダム直下広場でのキャンプや、キャンピングカーでの宿泊ができれば良いのでは」など、さまざまな声が上がっています。どこまで反映できるかは分かりませんが、皆さんの意見をしっかり聞きながら進めていきますので、ぜひどんどんご提案いただければと思います。
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