【ナポリピッツァ職人世界選手権日本大会】日本一のピッツァイオーロ 大削恭介氏による優勝ピッツァを食す。【Antica Pizzeria L’ASINELLO】

Antica Pizzeria L’ASINELLO(アンティカ ピッツェリア ラジネッロ)」で、日本一に輝いたピッツァイオーロ(ピッツァ職人)大削恭介氏による大会優勝ピッツァを味わうことができる。今回ご紹介するのは見目麗しい「Classica Numero 1(クラシカ ナンバー ワン)」だ。
(記事の内容は2023年8月15日時点のものです。)
「ラジネッロ」カプート杯 日本優勝ピッツァの画像1

「ラジネッロ」外観画像大削恭介氏のピッツェリアは京都・宇治の観光地にあり、本物のナポリピッツァを求めて日々様々な客が訪れる。

「ラジネッロ」の店主、大削氏がピッツァを焼く画像窯は「大削氏の為なら」と本場イタリアから熟練の職人が渡来し、その技術をもって造られたもの。

窯も一流なら職人も一流。

ナポリで修行し世界2位まで上り詰めたトップクラスのピッツァイオーロ大削氏の、旨いピッツァへの追求は止まることはない。

―2023年に開催された「ナポリピッツァ職人世界選手権日本大会」。

伝統的なナポリピッツァにオリジナリティを加えて競う「クラシカ部門」で大削氏が見せたのは、ピッツァ「カプリチョーザ」をテーマに作り上げた伝統とトレンドの融合だった。

 

とろけるようなグアンチャーレ(※1)に、とことん拘り抜いたカルチョフィ(※2)。

トマトソースはイエロートマトを使用し、トマト本来の味を活かしてシンプルに仕上げた。

更に水牛モッツァレッラ、グリーンオリーブにバジリコ。

これらが融合した一枚を携え、大会の頂点に輝いた。

※1 熟成豚頬肉
※2 アーティチョーク

「ラジネッロ」カプート杯 日本優勝ピッツァの画像2そのピッツァは煌めく太陽の輝きを秘め、コルニチョーネ(※3)は開花を待ち侘びる蕾の如く膨らんでいた。

徐に口へ運んだその瞬間、芸術の奏でる響きがパッと五感を覚醒させた。

味、香り、食感。

複雑で奥行きのあるその全てが美しい旋律を紡ぎ、一体となって心地よい驚きを齎す。

むっちりとした生地の上で光と光が融合し、鮮烈な刺激と共に彩りを増していく。

まるで人生の喜びを体現したかの様なピッツァに出逢い、気付かぬ内にその唯一無二の耀きに心奪われていた。

※3 ピッツァの縁の部分(額縁)

 

Antica Pizzeria L’ASINELLO(アンティカ ピッツェリア ラジネッロ) 店舗情報

住所 京都府宇治市宇治妙楽41 大阪屋マーケット内
「クラシカ ナンバー ワン」価格 3,400円(税込)
営業時間
11:30~15:00(14:30 L.O.)
17:30~21:00(20:30 L.O.)
定休日 不定休
近隣にコインパーキング有
※営業時間・定休日など最新の情報はお店やSNSでご確認ください。
Instagram https://www.instagram.com/antica_pizzeria_lasinello/

(店舗情報は2023年8月15日時点のものです。)