「Café Lantana/カフェランタナ」が一時休業、再開は10月1日を予定。「LANTANA α/ランタナアルファ」は継続【京都府木津川市】

2021年3月13日(土)をもって「Café Lantana/カフェランタナ」(京都府木津川市山城町平尾西方儀38-1)が一旦営業を終了されました。営業再開は2021年10月1日(金)を予定されています。

なお、「LANTANA α/ランタナアルファ」の営業は継続され、3月31日(水)までは完全予約制、4月1日(木)から通常営業となっています。

「カフェランタナ」店内画像

「カフェランタナ」「ランタナアルファ」のオーナーは、元々こちらのお客さんだったご夫妻に引き継がれます。ご夫妻はこちらのお店に深い愛情をお持ちのお2人で、実際に奥様はこちらのお店で働いてこられました。

オーナーの方はお店をたたむか迷っておられましたが、このご夫妻だから任せるとおっしゃり、ご夫婦はこのお店だからこそ、大変な世の中でもリスクを背負って新たな挑戦をする決心をされたそうです。

オーナーの方にとって営業最終日となる3月13日(土)。お店を訪れると、最後の挨拶にと次から次へとお客さんが来られていて、お店に置けないほど多くのお花が贈られていました。

中には小さなお客さんも。出会った頃はお母さんのお腹にいた赤ちゃんが、大きくなってお別れの挨拶に訪れたそうです。お父さんは「このお店は僕たちにとってかげないのないものだった。この子はここで育ったといっても良いくらい。」とお話されていました。

また、お店の休業期間中に会えないという事で、顔馴染みのお客さん同士が初めて連絡交換されるなど、地域のコミュニティの1つになっていたと感じられる場面もありました。

オーナーは笑顔の素敵な気さくな女性。「『こんなにお客さんに愛されていたんだ』と感じ、幸せな気持ちで終わる事ができる」とおっしゃっていました。ここまでオーナーが走って来られた年月は8年8ヶ月。自分達の手でお店を一から作り上げ、たくさんの笑顔と「美味しい」を届けてこられました。

そんなオーナーのお顔が見られなくなるのは寂しい、というお客さんは本当に多いと思いますが、お店を大切に思うご夫婦に引き継がれ、これまでのスタッフの方々とともに、今後もきっと素敵なお店になる気がしてなりません。

新たなスタートを切る「ランタナアルファ」、そして秋に再開予定の「カフェランタナ」。これまでの思い出とともに、「ランタナ・シーズン2」も人々の集う温かい場所になっていくのではないでしょうか。