最近「海外とかからの観光客が増えてるよね~!」と言われている京都。
京都駅や伏見稲荷などなど…京都市内に行くとたしかに「外国人多い!」と思うこともしばしば。
では、山城地域の観光はどうなっているのでしょうか?
京都府のまとめた「観光入込客数」「観光消費額」の平成29年データ(日本人観光客のデータも含まれています)を見てみると…嬉しいお知らせが!
どちらも「山城地域は前年より増加」していました。(良かった!)
まず「観光入込客数」を前年と比べてみます。(「どのくらい観光客が増えたか」の目安が分かる!)
「宇治市」は「98.6%」、「城陽市」は「94.3%」。
100%が基準となるので、これは前年より少し減っているということ…。
え、そうなの?
なんか意外。
でもそんな中、平成29年3月「背割堤」に「さくらであい館」をオープンした「八幡市」は「126.0%」と増加しています!
「背割堤」は超人気の「お花見スポット」。
桜の季節はすごい人ですよね!
さらに「和束町」は「162.0%」、「南山城村」はなんと「330.9%」と大幅に増加!
「南山城村」では平成29年4月に「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」をオープンし注目を集めています。
お茶を使ったスイーツなどを販売していますよ。
山城地域全体では「108.9%」となっていました。
うん、増えてる。
次に「観光消費額」を前年と比べてみます。(「観光客の人たちに落としてもらえるお金がどのくらい増えたのか」の目安が分かる!)
「宇治市」は「121.8%」、「城陽市」は「102.0%」と前年より増加…え?
さっき「観光客の人数が減った」というデータがありましたが、実は「使うお金は増えている」ということになります。
一人あたりの消費量が増えたということか…。
えー、複雑!
それからもう1つちょっと複雑なのが、「南山城村」。
さっきあれだけ「観光客の人数が増えた」というデータがあった割りには「116.2%」と、もっと伸びても良い印象。
やっぱり道の駅だけでは消費額は思ったより増えないのかな…。
でも道の駅をきっかけに多くの人たちに村の魅力が伝われば良いですね。
そして驚くのが「和束町」!なんと「514.4%」ということで、観光が急成長しています!
茶畑の風景が美しい「和束町」。
「日本で最も美しい村」連合にも入っています。
平成29年4月には観光案内所をオープン。
「天空カフェ」も人気のようですよ!
山城地域全体では「115.8%」となっていました。
この数字はかなり良いんじゃないでしょうか?
最後に平成29年の宿泊の様子を見てみます。
山城地域の観光地と言えばやっぱり「宇治市」ですが、平成29年に訪れた「約551万人」の観光客のうち「約541万人」もの人たちが日帰りで楽しんでいます。
うーわ、ほとんど!
たしかに宇治市に宿泊してるイメージないけどー。
ちなみに「外国人宿泊客数」は「南山城村」と「精華町」の人数を足すと「宇治市」の旅館にとまった外国人より多くなるというデータ。
(「南山城村」は「3,851人(すべて「ホテル」)」、「精華町」は「2,206人(すべて「ホテル」)」、「宇治市」は「7,114人(うち旅館が5,602人)」です。)
う~ん、これは…。
そうだ ホテル、つくろう。(宇治市に)
まとめると、いま山城地域の観光を盛り上げる勢いがあるのは「和束町の茶畑風景」や「南山城村の道の駅」だと言えます。
茶畑の風景が観光客の人気を集めているのは、もしかしたらSNSのおかげもあるのかもしれませんね。
※データ元は「平成29年 京都府観光入込客調査報告書」
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