この間「宇治古墳群3基を史跡に、宇治山を名勝に指定するよう文部科学大臣への答申があった」っていうニュースが入ってきたんやけど。
え?何?なんか難しそうやな。そもそも「3基」って何?
まったく難しないで。「3基」っていうのは古墳が「3つ」ってことやん。3つあんねん。まず1つ目は「二子塚古墳」。ほら、「前方後円墳」って知ってるやろ?
あー、それは昔社会で習ったわ。懐かしいな!
うんうん。これ、古墳時代後期に造られたんやって。墳丘の長さが112メートルもあって、府内最大規模なんやって。
へー。大っきいんや。
うん。ほんで「ヤマト政権との関係が深い」とか「古墳の広がりを示す貴重なもんや」っちゅー事で、今回史跡に指定されることになったんやって。
ふーん。で、ほかにも2つあるんやんな?
あとの2つは「二子山古墳」の北墳と南墳。古墳時代の中期に造られたらしいわ。
その2つも大っきいん?
この2つは円墳で、直径約40メートルと約30メートルなんやって。
へー。ほんで、最初「宇治山」も話に出てきてへんかった?
「宇治山」は「二子山古墳」がある「二子山」とか「仏徳山」とかでできてる山やねん。
えっと、「宇治山」は…何に指定されるんやっけ?
名勝やで。「『古今和歌集』とか『新古今和歌集』で昔から名勝地として親しまれてきた」って事で、今回名勝に指定される事になったらしいわ。
なるほどな。
もう1回最初に言った事のおさらいな。「宇治古墳群3基を史跡に、宇治山を名勝に指定するよう文部科学大臣への答申があった」って言ったんやけど、これ全部、今年中に答申通りに告示される予定らしいわ。
宇治に3つの史跡、1つの名勝が新しく誕生するんやな!良かったな。
うん、そやな。