現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」(NHK)。(面白い~!)
主人公は紫式部、そして…
京都府・宇治市は紫式部ゆかりの地!
紫式部といえば『源氏物語』が有名ですが、全54帖のうち最後の十巻は宇治が主な舞台になっていて『宇治十帖』と呼ばれているんですよ!
『宇治十帖』では、華やかな都で「光源氏の跡を継ぐ」と噂される2人の男性(薫・匂宮)と、宇治の山里で静かに過ごしていた3人の姉妹(大君・中の君・浮舟)を中心とする恋愛模様が描かれています。
(波乱の展開に胸が締め付けられたり、感情が高ぶったり…ああ!)
宇治には『源氏物語』や平安時代にまつわるスポットが色々あるので、現地を訪れるのもとっても楽しい!(聖地巡礼!)
紫式部が描いた世界や彼女が生きた時代の様子を、皆さんも垣間見てみませんか?
※宇治には藤原氏の埋葬地を含む宇治陵や、宇治にゆかりの深い菟道稚郎子(うじのわきのいらつこ)の御墓などもあります。また『蜻蛉日記』にも描かれた宇治川の鵜飼(夏)や、当時に通ずる宇治田楽(10月)なども行われています!
目次
1.へいあん探訪マップ
2.平安時代の面影が残る宇治のまち巡り
3.宇治市源氏物語ミュージアム
4.『宇治十帖』の古跡めぐり
5.平安時代ゆかりの寺社仏閣
6.「三室戸寺」の切り絵御朱印
7.紫式部ゆかりのまち・宇治市!
8.紫式部の4コマ漫画
9.キービジュアル・ロゴ・映像
今回は宇治市さんとタイアップして、紫式部が生きた平安時代の宇治について色んな角度から掘り下げていきます!
(加えて、独自の記事も掲載予定です。)
随時こちらのページにまとめていくので、ぜひ更新を楽しみにしていて下さいね~!
※こちらの記事に記載のリンク先には、タイアップ記事・それ以外の内容が含まれます。(タイアップ記事はタイトル内に【PR】と表示)
へいあん探訪マップ【PR】
WEB・MAPの連動企画で制作された「へいあん探訪マップ」。
平安時代を感じる宇治の見どころが、1枚にぎゅぎゅっと濃縮されてます!
次の記事からも見られるので、ぜひぜひご活用くださいね~!
京都府・宇治市に「へいあん探訪マップ」が誕生!楽しいルート巡りも!「大河ドラマ展」では衣装や小道具、宇治の歴史も見てきた!【PR】
こちらのマップでは「宇治と言えば!」な定番スポットはもちろん、平安時代から残る道を歩けたり、「道長がこの辺で舟あそびをしてたかも?」なんて場所に行けたり、平安時代からほとんど変わっていない景色に出会えたり(道長も見てたかも?)…
色んなワクワクが待ってます!
それから見目麗しいスイーツ、三角形のまちのヒミツ、まちに眠る伝説(当時の人々の噂話)も登場!
「日本最古」や「世界唯一」のスポットも、ぜひ訪れてみて下さいね!
さらには木幡エリアの物語から当時に思いを馳せることもできて…歴史ロマンが広がっていく~!
そして記事の中では、「大河ドラマ展」(茶づな2階にオープン中)の様子も少しご紹介しています!
衣装や小道具、宇治の歴史などなど…ドラマをご覧の方も、そうでない方も楽しめそうな内容が色々。(茶づなのミュージアムも楽しそう!)
ぜひ「大河ドラマ展」へも足を運んでみて下さいね~!(紙のマップもGETできます。)
平安時代の面影が残る宇治のまち巡り【PR】
宇治市観光振興課の鈴尾さんに色々教えていただきながら、学生さんとまち巡り!
珍しい三角形の町並みの秘密や摩訶不思議な伝説、「日本最古」に、「世界唯一」などスゴイ!がいっぱい。
皆さん興味深そうに鈴尾さんのお話に聞き入ったり、感じたり考えたりしたことを教えて下さいましたよ!
平安時代の面影が残る宇治のまち、学生さんと巡ってみた!三角形のヒミツ、伝説、日本最古、世界唯一…色々すごい!【京都府宇治市】【PR】
まずは一見なんの変哲もなさそうな駅前の分岐からスタートし(実はとっても面白い場所!)、きらびやかな貴族の行列も通ったという伍町通りへ。
てくてく歩いて県通りへやって来たら、お次は世界遺産の平等院へ!
境内の「茶房藤花」でお茶やお菓子も楽しんで、平等院 多宝塔跡(よりみち公園)へも立ち寄ります。
面白いお話を聞いたら、朱色が印象的な喜撰橋へ!(道長もこの辺りで舟あそびをしてたかも?)
色んな想像を膨らませながら、気持ちいい風に吹かれて中の島を渡って…
宇治十帖モニュメントで記念撮影!
宇治神社や宇治上神社(世界遺産)でお参りしたら…
木漏れ日が心地良いさわらびの道をぶら~り歩いて、宇治市源氏物語ミュージアムへ。
館内には美しいパフェや日本茶などを提供されている「雲上茶寮」もありますよ!
宇治橋 三の間では、平安時代から変わらない宇治川上流の景色を眺めて…(道長も見てたかも!?)
紫式部像の前でも写真をぱちり!
そして、ゴール地点は橋姫神社。
なんとも興味深いお話を聞いて、過去や未来に思いを巡らせながらお別れです。
オフショットもご紹介しているので、ぜひ最後まで楽しんで下さいね!
宇治市源氏物語ミュージアム【PR】
紫式部と言えば『源氏物語』!
なんと宇治市には、世界で唯一の源氏物語専門ミュ ー ジアムがあるんですよ!
『源氏物語』や平安時代の文化に興味のある方はもちろん、映像や音声とともに物語の魅力やあらすじを知ることができるので、『源氏物語』を読んだことがない人も楽しめます。
ぜひ皆さんも訪れてみて下さいね~!
そうそう!
こちらの記事には「垣間見」についても出てきます。
平安時代の恋愛についてなど、想像すると…
ちょっぴりドキドキしちゃうかも!?
『宇治十帖』の古跡めぐり【PR】
今回ご紹介するのは、『宇治十帖』の古跡です!
宇治のまちにはお話ごとに古跡があって、10か所を順番に訪れると物語の流れが体感できます。
「じゃあ全部めぐってみる!?」ということで…
ワクワクしながらレッツ・ゴー!
一 橋姫(はしひめ)
まずやって来たのは橋姫の古跡!
場所は縣通りにある「橋姫神社」です。
(昔は宇治橋の「三の間」に祀られていたとも言われています。)
~橋姫の心をくみて高瀬さす 棹(さお)のしづくに袖ぞぬれぬる~
こちらの歌にはこんな物話があります。
光源氏の異母弟に当たる八の宮(はちのみや)は、一時は皇太子になるかもしれない立場にあったものの不遇が続き…
失意の中、宇治の山里(宇治川のほとり)で「俗聖(ぞくひじり)」として仏道修業に励みながら、2人の姫君と暮らしておられました。
八の宮の人柄に惹かれ、仏道修行として宇治へ通っていたのは、光源氏の子とされる薫(かおる)。
彼は「光源氏の実子ではないかもしれない…」と不安に思っていました。
ある夜、薫は姫君たちが月あかりのもと筝(そう)や琵琶を奏でる美しい姿を垣間見て、姉の大君(おおいきみ)に心惹かれます。
はじまる恋、つのる思い…。
ところで先ほど薫が「不安を抱えていた」と言いましたが、このあと彼は「やっぱり光源氏の実子ではなかった」という事実を知ってしまいす…。
(う~ん、最初から苦悩が!そして何かが起こる予感!)
二 椎本(しいがもと)
続いて、宇治川を渡って椎本の古跡へ!
場所は京阪宇治駅の東南にある「彼方神社(おちかたじんじゃ)」です。
物話は次の展開へと進みます。
光源氏の孫に当たる匂宮(におうのみや)は、宇治川の西岸で、薫やお供の貴族たちと音楽を楽しんでいました。
(匂宮は薫の甥に当たります。同世代の2人は物語が進むにつれて、恋のライバルのような関係になっていきます!)
(今となっては)ひっそりと暮らす八の宮も、対岸で奏でられる音楽を聴き、むかし都で暮らしていた頃のことを思い出されます。
薫から姫君たちのことを聞いて、気になっていた匂宮。
歌を贈ると、中の君(なかのきみ)から返事が来るようになります。
そして薫はというと、日に日に大君への思いが増すばかり。
(「こうなるともう誰にも止めることができない!」…なんていうのは、今も昔も変わりませんね~。)
そんな中、死を予感した八の宮は、姫君たちに「軽率な結婚などはせず、宇治で暮らしていきなさい」との内容を遺言し…
信頼していた薫に姫君たちの後を託して、山寺で静かに息をひきとられます。
薫が悲しみの中、詠んだ歌がこちら。
~たちよらむ蔭と頼みし椎が本 むなしき床(とこ)になりにけるかな~
(心から尊敬していた師匠を失う辛さは、想像するだけで胸がいっぱいになります。そして…姫君たちの後を頼まれた薫は、この後どうするのでしょうか!?)
三 総角(あげまき)
続いてやって来たのは総角の古跡。
「宇治市源氏物語ミュージアム」の近く、大吉山の登り口にあります。
このあたりは「八の宮が暮らしていた」と言われる場所なんですよ!(※実在の人物ではありません。)
物話の中では時が過ぎ、八の宮の一周忌がやってきました。
薫は仏前の名香(みょうごう)の飾りにかけて歌を詠み、大君へ自分の思いを伝えます。
~総角に長き契(ちぎ)りを結びこめ おなじ所によりもあはなむ~
大君は薫に好意を抱いていたものの、父・八の宮からの遺言や、妹・中の君の幸せを一番に考え「私ではなく中の君こそ薫と結婚を」と願います。
そこで考えた薫。
こともあろうか、中の君と匂宮が結ばれるように仕向けたのです!
これで少しでも大君の心が自分へ向けば…。
けれど、思うようにはいきません。
中の君と匂宮は結ばれましたが、身分のある匂宮は自由に行動できず…
なかなか中の君に会うことが叶いませんでした。
とても幸せとは言えない中の君。
大君は大切な妹の不幸を悲しみ、心労のあまり体を壊してしまいます。
そして…
薫に看取られながら、とうとう亡くなってしまいました。
(悲しすぎる…。しかも誰ひとり幸せになってない…何でだー!)
四 早蕨(さわらび)
心を痛めながら次に向かったのは、早蕨の古跡です。
場所は世界文化遺産「宇治上神社」の鳥居・石碑を少し下った所。
「さわらびの道」です!
(早蕨の古跡は大吉山の山頂付近や、宇治川の西岸にあったこともありました。わらびなどの山菜が採れる所、ということなのかもしれません。)
物話の中では春がやってきます。
かわいそうな中の君に、山寺の阿闍梨(僧侶)は毎年わらびなどを贈っておられました。(素敵な春の贈り物!)
中の君は亡くなった父や姉のことを思いながら、歌を詠んで返すのでした。
~この春はたれにか見せむ亡き人の かたみにつめる峰の早蕨~
匂宮は中の君を二条院へ迎えることにしましたが、中の君は都へ移ることに色々と複雑な気持ちがありました。
(ですがしばらくは、二条院で幸せな日々を送ることになります。)
一方、光源氏の息子である夕霧(ゆうぎり)左大臣は、「娘の六君(ろくのきみ)を匂宮に」と思っておられたので失望されて、「では薫に…」と願われましたが、薫は辞退。
亡くなった大君を思い続けた薫でしたが、今度は大君の面影が残る中の君に惹かれていき、中の君と匂宮の結婚を手引きしたことを後悔します。
そして匂宮は、中の君と薫の親しげな様子に心がもやもや…。
(恋愛ってむずかしいですね…!)
五 宿木(やどりぎ)
色々なことを考えながら、対岸へ渡って宿木の古跡へ。
旅館街の少し上流側です。
物話は更にもやもやする展開になっていきます。
結局、夕霧左大臣によって匂宮・六君の縁組が進められ…
中の君は辛い思いをすることに!
薫は中の君を慰めるうちに、彼女への思いを一層つのらせます。
けれど中の君は自分の代わりに、大君にそっくりな異母妹の浮舟(うきふね)のことを薫に話して聞かせるのでした。
薫は宇治を訪れた際、次のように歌を詠み、紅葉を中の君へ贈ります。
~宿りきと思い出でずば木(こ)のもとの 旅寝もいかに寂しからまし~
そしてやはりと言うべきか、匂宮から恨みを買うことに…!
そうこうしているうちに、中の君は男子を出産。
薫も気が進まないまま女二宮(おんなにのみや)と結婚することになりました。
…その後、薫は宇治で浮舟の姿を目にします。
大君とあまりに似ていて驚くと同時に、心惹かれる薫なのでした!
(もう、ずっと大君の影を追っている~。)
六 東屋(あづまや)
お次はまたまた東岸へ。東屋の古跡を訪れます!
「東屋観音」と呼ばれる石像が、現在は京阪宇治駅の東南に置かれています。
物話はまた違った局面を迎えます。
浮舟(中の君の異母妹)には左近少将(さこんのしょうしょう)という求婚者がいたのですが、実は彼は財力目当てで…
「浮舟が常陸介(ひたちのすけ)の実子ではない」と知ると破断にし、浮舟の義理の妹と結婚します。(ひどい!)
傷心の浮舟は、二条院にいる中の君のもとに身を寄せます…。
匂宮は(浮舟が中の君の異母妹だとは知らず)こともあろうか浮舟に強引に言い寄りました。
驚いた浮舟を心配した母親は、三条あたりの小家(東屋)に浮舟を隠します。
薫は宇治で浮舟の居場所を聞き、ある時雨模様の夜に訪ねて行きました。
~さしとむる葎(むぐう)やしげき東屋の あまり程ふる雨(あま)そそぎかな~
そして翌朝、浮舟を連れ出して、匂宮からかくまうために宇治へ連れて行ったのです!
(浮舟、身も心も忙しそう!宇治から二条院へ。東屋に隠れて、また宇治へ…。)
七 浮舟(うきふね)
続いては、少し離れた浮舟の古跡へ。
場所は「三室戸寺」境内、鐘楼のすぐそばです。
もともと水上交通の守神として奈良街道沿いにあったお社(浮舟社)が、現在は石碑としてこちらに置かれています。
そして…
「三室戸寺」といえば、『宇治十帖』で描かれた「山寺」のモデルになったかもしれないお寺!
そう考えただけでも心が躍ります!
一方、物話はシリアスな展開になっていきます。
…ずっと浮舟のことが忘れられない匂宮。
ちょっとした機会があったので、家臣の者を使って探りを入れてみたところ…
「宇治で薫にかくまわれている」という事実が発覚!
そこで夜の闇に紛れて薫になりすまし、浮舟に近付いて強引に契りを結びます。(え!)
浮舟が事に気付いた時にはもう遅く、浮舟は情熱的な匂宮にだんだん惹かれていったのです。(ええーっ!!)
匂宮は、ある雪の日に浮舟を小舟に乗せて対岸へ連れ出し、小さな隠れ家に泊まって夢のような2日間を過ごします。
そこで浮舟が詠んだ歌がこちら。
~橘の小島は色もかはらじを この浮舟ぞゆくへ知られぬ~
小舟のように漂う浮舟の心。
一体どこへ向かうのか、自分でも分からない…。
薫はふたりの関係を知っても浮舟を優しく包み込み、匂宮は薫にない情熱的なアプローチで心を揺れ動かします。
浮舟は2人から寄せられる愛に苦悩し、身の置きどころを失って…
とうとう入水を決意してしまいました。
八 蜻蛉(かげろう)
胸が締め付けられる思いで、蜻蛉の古跡へ…。
「三室戸寺」と宇治川の間にある小道の途中に、「蜻蛉石」があります。
三面にそれぞれ阿弥陀三尊仏が彫られていて、平安後期の作だと考えられています。
物語は続きます。
浮舟が失踪し、周りは大騒ぎになりました。(どこを探しても見つからない!)
そして混乱の中、遺骸が見つからないまま葬儀が行われます。
薫と匂宮はそれぞれ深く悲しみます。
匂宮は体調を壊してしまい、薫は悲しみの中、手厚く四十九日の法要を営みました。
都で華やかな日々を送る薫でしたが、ある秋の夕暮、はかなげに飛び交う蜻蛉を見て、姫君たちへの叶わぬ思いを歌にします。
~ありと見て手には取られず見れば又 ゆくへも知らず消えし蜻蛉~
有るのか無いのか…手に取ったかと思うと消えてしまう、蜻蛉のような存在。
(う~ん、そろそろ薫に幸せになってほしい!)
九 手習(てならひ)
切ない思いで、手習の古跡へ…。
京都宇治線沿い、京阪三室戸駅の近くに、筆の穂先のような形の石が置かれています。
…物語は驚きの展開に。
なんと、浮舟は生きていたのです!
宇治川のほとりで倒れているところを比叡山の僧侶、横川僧都(よかわのそうず)に助けられ…
妹尼に介抱されて洛北・小野の庵で暮らすことになりました!
けれど浮舟は、いくら尋ねられても決して身の上を明かしません。
そしていよいよ出家を果たし、勤行と手習いの日々を送ります。
歌を書き散らして過ごす浮舟。
~身を投げし涙の川の早き瀬を しがらみかけて誰(たれ)かとどめし~
そんな浮舟の話は、やがて薫の耳にも入ってきます。
(浮舟が出家したとは言え、薫がじ~っとしているわけないですよね!)
十 夢の浮橋(ゆめのうきはし)
ではいよいよ最後、夢浮橋の古跡です。
場所は宇治橋西詰。
最初にやって来た「橋姫神社」の近くです!
物語は悲しい展開に…。
薫は比叡山・横川へ出向き、横川僧都から浮舟の話を聞いて涙します。
下山する薫一行の松明の灯りは、浮舟のいる小野からも目にすることができました。
薫は浮舟の弟に当たる小君(こぎみ)に手紙を持って行かせましたが、心を強く持った浮舟は受け取ろうとしません。
浮舟は小君のことを懐かしく思い、肉親の情から母親のことも思いますが、会うことすらしませんでした。
薫は「誰かが浮舟をかくまっているのでは?」と疑います。
そう、かっての自分がしたように…。
(自分がしたことを相手に疑ってしまうのって、今も昔もよくある事なんでしょうか?)
~法(のり)の師とたづぬる道をしるべにして 思はぬ山に踏み惑うかな~
思えば仏道修行のために宇治へ通った薫でしたが、その結果、辛い恋の道に迷い込んでしまいました。
こうして物語は終わり、結局しあわせになれなかった薫ですが…
物語の続きを想像するのは自由ですよね?
安易な発想かもしれませんが、「実はこのお話は全部薫の夢で、妻の大君にやさしく起こされる!」なんてハッピーエンドを思い描いてしまいました。
皆さんは、どんな展開を想像されるでしょうか?
平安時代ゆかりの寺社仏閣【PR】
宇治にはさまざまな文化資源、歴史的建造物、世界遺産などがありますが、今回はその中から平安時代ゆかりの寺社仏閣等をご紹介!
登場するのは平等院(世界遺産)、宇治上神社(世界遺産)、宇治神社、恵心院、興聖寺、三室戸寺、橋姫神社、白山神社、浄妙寺跡、橋寺放生院の10か所です。
主に「平安時代」という切口からご紹介しているので、新たな発見があるかもしれませんよ!
そしてやっぱり、興味のある方には記事を読むだけでなく、ぜひ現地に足を運んで色んなことを感じてみてほしい!
百聞は一見に如かず。
10か所全制覇を目指して巡ってみるのも楽しそうですね!
「三室戸寺」の切り絵御朱印
2024年1月1日(元日)から三室戸寺(京都府宇治市莵道滋賀谷21)で、とっても綺麗な切り絵御朱印が授与されています!
繊細なデザインが美しいのはもちろん、色が付いた紙とセットになっていて、「重ねると色が付く」というのも何だか平安時代の奥ゆかしい美意識を彷彿とさせませんか?
そして…
『源氏物語』に登場する山寺は、実は三室戸寺がモデルだったかもしれないんです!
ご住職によると、物語の中で山の阿闍梨(僧)の使いの者が八の宮を訪れ、宇治川のあたりから戻って来る時の描写が「霞たなびく山の方へと段々消えて行った…」という感じだったり、鐘の音の描写も出てくるとのこと。
『源氏物語』が書かれた時代、このような山寺といえば…
「三室戸寺」では!?
そして、「三室戸寺」の住職を務めた隆明大僧正(藤原隆明)の生活様式から推察できる当時の山寺の雰囲気と、物語の山寺の様子も一致。
(しかも隆明大僧正は、藤原道長の甥である藤原隆家の、息子に当たる方みたい!)
ぜひ皆さんも、ロマンを胸に「三室戸寺」を訪れてみては如何でしょうか?
紫式部ゆかりのまち・宇治市!【PR】
宇治市には『宇治十帖』の古跡、「宇治市源氏物語ミュージアム」(世界唯一の『源氏物語』専門ミュ ー ジアム!)、「紫式部像」、「源氏物語 宇治十帖モニュメント」などがあり、「宇治十帖スタンプラリ ー 」(毎年秋に開催)や「紫式部文学賞」、「紫式部市民文化賞」の作品募集・選考なども行われています!
そして今回宇治市では、大河ドラマ「光る君へ」(NHK)の放送を契機に「紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト」のさまざまな取り組みを実施!
宇治市・越前市・大津市は紫式部ゆかりのまち三市として連携協定を締結し、観光振興・地域活性化を図る取り組みを行っておられます。
(さらに三市周遊のスタンプラリーなども検討されているみたい!)
2024年3月11日(月)~2025年1月13日(月・祝)には、お茶と宇治のまち歴史公園 交流館「茶づな」に「光る君へ 宇治 大河ドラマ展 ~ 都のたつみ 道長が築いたまち ~」もオープンしています。
百人一首の「わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり」(喜撰法師)などから着想を得て付けられた名前だそうですよ!
そして…
キービジュアル・ロゴ・PR動画の制作は、なんと「株式会社京都アニメーション」(本社:京都府宇治市)と、宇治市さんとのコラボレーション!
来年の大河ドラマを前に、紫式部ゆかりのまち宇治市が京アニとコラボのキービジュアルをお披露目!実際の風景も撮影してみた【宇治市】
色んな時代の人たちが、宇治川に架かる宇治橋を行き交っています。
(あっ、紫式部っぽい人発見!)
ちなみに実際の風景は…
こんな感じです!
そしてそして!
アニメ「進撃の巨人」で主役のエレン役を務めるなど大注目の人気声優 梶裕貴(かじ ゆうき)さんによる、“光源氏ボイス”での宇治案内(音声ガイド)も楽しめますよ~!
アニメ「進撃の巨人」エレン・イェーガー役の梶裕貴さんが、光源氏ボイスで宇治案内!さっそく体験してみた【紫式部ゆかりの地 宇治市】
(梶 裕貴さんによる音声ガイドは、1年間限定で聴くことができます。)
ぜひ皆さんも、この機会に宇治で素敵な時間を過ごして下さいね!
紫式部の4コマ漫画【PR】
2024年3月25日から宇治市でスタートした、紫式部の4コマ漫画!
何かとナゾが多い紫式部ですが、「こんな人だったのかな~」なんて人物像が垣間見えたり…
まちの歴史や文化、魅力についても楽しく知ることができますよ!
こちらの記事では第1話・第2話をご紹介しています。
紫式部の名前についてなど、「へ~!」「そうだったのか!」なんて発見もあるかもしれません。
ぜひご覧くださいね~!
キービジュアル・ロゴ・映像【PR】
こちらはキービジュアルについてのインタビュー記事です。
宇治市×株式会社京都アニメーションという素敵なコラボレーションで制作された、「紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト」(宇治市)のキービジュアル・ロゴ・映像(ショート版)を実際に見ることができますよ!
変わらないもの、変わりゆくものー。キービジュアルが呼び覚ます、宇治の歴史文化のダイナミズム【宇治市/紫式部ゆかりの地】【PR】
歴史ある宇治のまちの軌跡、そして過去から未来へと続く物語。
宇治の変わらないもの・変わりゆくものから、あなたは何を感じるでしょうか?
※こちらの記事に記載のリンク先には、タイアップ記事・それ以外の内容が含まれます。(タイアップ記事はタイトル内に【PR】と表示)
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