「八幡市立松花堂庭園・美術館」で大人時間。「京都吉兆 松花堂店」や庭園散策を楽しんできました!【松花堂弁当ゆかりの地】

今回は「八幡市立松花堂庭園・美術館」(京都府八幡市八幡女郎花)でちょっぴり大人な時間を楽しむことに!「京都吉兆 松花堂店」で松花堂弁当を頂いたり、庭園を散策したりしてきました~。
(記事の内容は2023年10月時点のものです。)

「八幡市立松花堂庭園・美術館」「京都吉兆 松花堂店」の画像
八幡市立松花堂庭園・美術館/京都吉兆 松花堂店

松花堂弁当ゆかりの地!

 

目次

1.外観
2.京都吉兆 松花堂店
3.松花堂弁当
4.庭園
5.施設情報
6.京都吉兆 松花堂店 店舗情報

 

外観

「八幡市立松花堂庭園・美術館」外観画像「八幡市立松花堂庭園・美術館」の外観はこんな感じ。

入って左手に駐車場があり、そこから時計回りに庭園(受付・入口)、「京都吉兆 松花堂店」、美術館、ミュージアムショップ「おみなえし」が並んでいます。

美術館やミュージアムショップもとっても素敵なので、行かれる方はぜひこちらも楽しんで下さいね!

 

京都吉兆 松花堂店

京都吉兆松花堂の外観画像「京都吉兆 松花堂店」は施設入口を入って正面右手にあります。

京都吉兆松花堂の店内画像店内はこんな感じ。お庭や池を眺めながら、ゆっくりお食事を楽しめますよ!

お食事は完全予約制(2日前まで/当日に対応して頂ける場合あり)になっていて、個室のお座敷で頂けるコース料理やシャンパンなどもあります。

お祝い事や人生の節目など、大切なシーンにも利用したいですね!

 

松花堂弁当(「吉」・「雅」)

京都吉兆 松花堂「松花堂弁当」の全体画像四つ切りの塗箱に美しく盛り付けられた、見目麗しいお料理…

そう、これぞ松花堂弁当!

なんでも昔、江戸時代の文化人として知られる松花堂昭乗が、四つ切りの塗箱を小物入れなどとして愛用されていたそうで…

その塗箱を元に、吉兆創業者の湯木貞一氏が松花堂弁当を考案されたのだとか!

そんな由緒正しき松花堂弁当。

心して頂きます!

(お料理の内容は季節などによって異なります。)

京都吉兆松花堂の「松花堂弁当 吉」の画像訪れた日の松花堂弁当「吉」(5,100円)はこんな感じでした!
※昼食限定メニュー/テーブル席での提供/税・サ含む

「松花堂弁当」鯛の昆布締めの画像黄色い器には鯛の昆布締めが。

口へ運ぶと上品な味わい。しみじみとした鯛の旨みに癒されます…。

水菜、鯛の柿の種揚げ、海苔寄せなども添えられていて、「このひと皿に美味しくて楽しい世界が詰まってる!」と、心躍る時間を大満喫。

「松花堂弁当」サーモンの幽庵焼きの画像そしてサーモンの幽庵焼きは…

上品で、しかも濃厚な美味しさ!

脂の旨みがじんわり口で広がって、噛むたびに味や香りが膨らんでいきました。

それからサクサク美味しい鱧のフライや、菊の花に見立てた菊花大根も嬉しい!

ひと口ごとに特別感がどんどん高まっていきます。

「松花堂弁当」湯葉蒸しの画像こちらの湯葉蒸しは、目にも鮮やか!

京都・半兵衛麸の湯葉をたっぷりと使用されていて、とろける美味しさ。(なんて幸せ…。)

甘い南京やパプリカ、ぷりぷりとした椎茸、滋味深い里芋や冬瓜…温かく心地よい満足感で全身がすっぽり包み込まれて、ついうっとり。

「松花堂弁当」煮凝りなどの画像さらには美味しさがぎゅうっと濃縮されたような鯛の煮こごりや、繊細で複雑な味わいが楽しめる菊菜・しめじ・いぶりがっこの白和え!

それからおじゃこを炊き上げた美味しい「さざなみ」や、風味豊かでやわらかな蒸し鶏と、手の込んだお料理が少しずつ色々頂けてとっても贅沢。

一つひとつが丁寧に調理されていることが伝わってきて、自然と有り難い気持ちになってきます。

目を閉じて一つずつ、じっくりと味わいました。

「松花堂弁当」海老のしんじょうの画像それからお椀には…美味しそうな海老の真丈!

お箸で崩すとぷりっとした海老が出てきました。

口へ運ぶと、何ともたおやかで心に響く味わい!

お出汁の旨みが喉をやさしく包み込んで、美味しい香りが鼻腔をくすぐります。

ふくよかな味わいに満たされながら、御飯や香の物も美味しく一緒に頂いて、〆はデザート。

「松花堂弁当」豆乳ゼリーの画像こちらの豆乳ゼリーがまた絶品!

食べ終わるのが名残惜しいほどでした。

中には黒豆が贅沢に入っていて、お抹茶のソースや豆乳の味わいと織りなす「きらり!」とした輝きが、素敵な食後の余韻をもたらしてくれました。

 

ではでは、松花堂弁当「雅」(8,300円)もご紹介しますね!
※テーブル席での提供メニュー/税・サ含む

「松花堂弁当」重陽の節句演出画像この日は重陽の節句にちなんだ演出が!

重陽の節句では菊の花に被綿(きせわた)をかぶせ、夜露や菊の香りをまとった綿で体を清める風習がありますが、こちらの綿の下からは、菊の模様の器に入った可憐なお料理が登場!

驚きと喜びの高揚感とともに、長寿を願いながら食前酒を頂き、お料理を楽しむことに。

お料理は帆立と季節のお野菜の酢の物。オクラ・赤かぶ・舞茸が使用されていて、味も香りも食感も楽しいです!

お味が美味しいのは勿論のこと、日本の伝統と美しさが息づく一品に思わずため息。

「松花堂弁当」椀ものとお造りの画像そして美味しい椀ものを頂いて…お次は華やかな器に盛られたお造りを堪能。

温かい鱧に顔がほころんだり、鯛を揚げたお昆布と頂いたり、甘くとろける紋甲イカの虜になったりと、贅沢な味わいに翻弄される楽しい時間。

どれも噛みしめるほどに美味しさがあふれて、目にも舌にもご褒美です!

京都吉兆 松花堂「松花堂弁当」サーロインステーキの画像そしてこちらの松花堂弁当には、黒毛和牛サーロインのすき焼きが!

湯気もご馳走、お味は極上。

濃厚な黄身だれと頂くのですが、これがまた美味しいのなんの!

お肉の美味しさが何倍にも膨らんで、五感が満たされるような至福を味わいました。

京都吉兆 松花堂「松花堂弁当」鰆の幽庵焼きの画像お次は鰆の幽庵焼き!

口へ運ぶと豊かな美味しさが舌の上に舞い降ります。

趣のある深い味わいで、日本の素晴らしさを感じました!

京都吉兆 松花堂「松花堂弁当」いくら等の画像さらに旨みたっぷりの秋刀魚のオイル煮、うっとりするような甘みのあるいくら…と、「雅」ならではの美味しさを次々堪能。

そして鯛の煮こごりや白和え、釜炊き御飯や香の物と色々頂いて…

「松花堂弁当」豆乳ゼリーの画像最後は甘美なデザートで締めくくり!

なんとも夢見心地のひと時でした。

お料理の器や盛り付けが美しかったり、お庭や池を眺めながら過ごせるのも特別な感じがして、非日常の体験に。

皆さんも是非、素敵な時間を過ごしてみては如何でしょうか?

 

庭園を散策!

松花堂庭園の画像1
四季折々の魅力が楽しめる庭園(八幡市立松花堂庭園・美術館)

美味しいお料理を頂いたら、ぶらり食後の庭園散策!なんていうのも楽しいですね~。

竹、椿、桜、紫陽花などなど季節ごとに違う魅力に出逢える松花堂庭園。

紅葉シーズンもすぐそこです!

松花堂庭園 鯉の画像
八幡市立松花堂庭園・美術館

歩いていると鯉たちにも出逢えましたよ!

餌やりも人気があるようです。

松花堂庭園 水琴窟の画像
八幡市立松花堂庭園・美術館 「水琴窟」

そして、「水琴窟」!

水音が琴のように響くのでその名が付いたのだとか。

美しい音色に心が澄み渡る…。

ついいつまでも聴いていたくなりました。

松花堂庭園の画像2
八幡市立松花堂庭園・美術館

こちらの庭園では他にも竹から流れ落ちる水の音やししおどしなど、色んな癒しの音が聞こえてきます。

音で美しさを感じるって素敵!

それから…

庭園の中にはお茶室が3つもあるんですよ!

松花堂庭園 「竹隠」の画像
八幡市立松花堂庭園・美術館 「竹隠」(お茶室は他にも「松隠」「梅隠」があります。)

「竹隠」では春と秋に「日曜茶席」が開催されていて、作法を知らない方でも気軽に参加できるようです。(700円/季節のお菓子付)

…さてさて、歩いているうちに国の史跡・名勝に指定されていている区域にやって来ました。

松花堂庭園草庵「松花堂」の門の画像
八幡市立松花堂庭園・美術館

そしていよいよ、こちらの門をくぐると草庵「松花堂」があります!

※現在内園は(大阪北部地震の復旧工事等のため)普段は見ることができませんが、草庵「松花堂」は特別公開日が設けられています。(今後~年内の特別公開日は施設情報欄を参照↓)

石清水八幡宮の社僧だった松花堂昭乗が、隠居後に暮らしたという草庵「松花堂」。

江戸時代に建てられて、明治時代にこちらに移築されたそうです。

建物の周囲は「都林泉名勝図会」(江戸時代のガイドブックのようなもの)に掲載のお庭を再現されていて、お庭からも建物からも、江戸時代の雰囲気を感じることができます。

松花堂庭園草庵「松花堂」の画像
八幡市立松花堂庭園・美術館 草庵「松花堂」

そんな草庵「松花堂」はこちら!

見た瞬間、なんだか只ならぬ雰囲気を感じて言葉を失いました。

ここだけ違う時間が流れているような、特別な「何か」があるような、そんな感じ。

中をのぞくと、目に入ってくるのは黒い壁。

天井には日輪と鳳凰が描かれていました。

見ていると一瞬周りの音が消え去って、静けさが凝縮された空間と自分だけが存在しているような錯覚に…。

そしてふと我に返ると、こちらの草庵「松花堂」は、実は前方後円墳の上に立っているのだと教えて頂き「へえー!」と意外な驚きに目が覚めたのでした。

(今回は取材のため、特別に庭園をご案内いただき撮影を行いました。)

 

八幡市立松花堂庭園・美術館 施設情報

<住所>
京都府八幡市八幡女郎花43-1
<開園・開館時間>
・9:00~17:00(最終入園・入館 16:30)
・ミュージアムショップ「おみなえし」は月によって異なる
※(今後の)年内の草庵「松花堂」特別公開予定日は10月29日(日)~11月26日(日)の日曜日・12月10日(日)
<休園・休館日>
・月曜日(祝日の場合は翌平日)
・12月27日~1月4日
<庭園入園料>
・大人 300円
・学生 220円
・こども 150円
<美術館>
・入館料 展覧会によって異なる
・2023年10月14日(土)~11月26日(日)は特別展「八幡は、どうする?徳川時代をいかに生きるか、松花堂昭乗も考えた」が開催中
 ※一般料金は600円(庭園との共通券は840円/ほか割引等あり)
<その他>
・駐車場あり
・車いすの貸出あり
・レンタサイクルあり
※最新情報は施設でご確認ください。
※HP https://shokado-garden-art-museum.jp/
(施設情報は2023年10月12日時点のものです。)

 

京都吉兆 松花堂店 店舗情報

住所 京都府八幡市八幡女郎花43-1
※完全予約制(2日前まで/当日に対応して頂ける場合あり)
営業時間
 11:00~15:00(L.O.は料理によって異なる)※喫茶は 13:30~15:00
 17:00~21:30(L.O. 19:00)※夜は金土日祝のみ営業
※予約状況により変更となる場合あり
定休日 月曜日(祝日の場合は翌平日)・12月25日~1月6日
※予約のない日は臨時休業
※お子様メニュー有
※お持ち帰り用弁当有(3日前までに要予約/6~9月は休止)
駐車場 有
HP https://kyoto-kitcho.com/restaurant/shokado/
(店舗情報は2023年10月18日時点のものです。)

 

※「吉兆」の「吉」の字は「土」に「口」