密を避け、幻想的な雰囲気も楽しんで。「おさぜん農園」のナイトいちご狩り【京都府八幡市】

「おさぜん農園」(京都府八幡市内里菅井339)でナイトいちご狩りが実施されています。

ナイトいちご狩りの画像
ナイトいちご狩りを楽しむお客さん

こちらの農園で夜の時間帯にいちご狩りを始められたのは、新型コロナウイルスの影響が出始めた昨年から。

「株式会社 おさぜん農園」代表取締役の長村善和(おさむら よしかず)氏によると、「昨年4月、緊急事態宣言発令後にキャンセルが続いたため厳しい状況となりました。もともと観光農園という形でやっていたため出荷もしておらず、どうしようかと考えた結果、密を避けるため営業時間を長くする事にしました。」とのことです。

「株式会社 おさぜん農園」長村善和氏の画像

お客さんの反応を尋ねたところ、とても好評でナイトのリピーターもおられるそう!

「夜のハウスに入る機会は少ないと思いますが、電気がぽつぽつと点いているのが幻想的な雰囲気だと喜んでいただいています。また夜だと比較的すいているため、皆さん密にならずにゆったりと楽しんでおられます。」

実際にハウスの中に入らせていただくと、昼間とは違ったワクワク感がありました。

ナイトいちご狩りを楽しむ女性の画像

お客さんの層はファミリーからカップル、お友達まで様々。日中お仕事で忙しい方が金曜日の仕事終わりに訪れ、「夜に来られて良かった!」と喜ばれる事もあるそうです。

取材日に来られていたご家族にお話をうかがったところ、「いちご狩りは大好きで毎年色んな所に行っていますが、ナイトいちご狩りは初めてです。雰囲気が良いですね!人も少なくて子供たちもゆっくり楽しめました。」とのこと。お子さん達も「美味しかった!」と笑顔でした。ハウスの外観画像

さらにこんな嬉しいお話も!長村氏によると、いちごは夜の方がより美味しくなるそうです。「季節によってはお昼間に気温が上がると実がぬるくなってしまい味の感じ方が変わってきます。また、昼間に光合成をして出来た糖分は夕方に実へ運ばれるので、実際に夜の方が甘くなるんですよ。」

そんなナイトいちご狩りは現在、金土日の17時、18時、19時から行われています。(日が長くなる3月以降は18時、19時から。)緊急事態宣言が解除されれば20時からも行われる予定です。