2021年3月12日(金)~14日(日)の3日間、石清水八幡宮(京都府八幡市八幡高坊30)で夜間特別拝観が行われる予定です。その名も「国宝・石清水八幡宮 ~祈りのともしび 和の心~」!主催は「お茶の京都 DMO」です。国宝の石清水八幡宮社殿や鎮守の森がライトアップされますよ~。今回が初開催!
今回の夜間特別拝観は、アフターコロナの外国人観光客の誘致を見据えて「ナイトタイムでの付加価値の高い観光造成」を目的に、観光庁の支援を受けて行われるそうです。
3月11日(木)、報道機関向け現地説明として行われた点灯式にALCOスタッフも行ってきました。実際に訪れたらどんな気分が味わえるのか、さっそくレポートしていきますね!
まずは「石清水八幡宮参道ケーブル」に乗り込みます。するとそこにはJALグループの客室乗務員の方が。普段機内でお仕事をされている方が案内して下さるなんて、ちょっと特別な感じで嬉しい!
「シートベルト着用の義務はございませんが、マスクの着用にはご協力ください。」といったユーモアを交えたアナウンスもあったりして、楽しい時間を過ごせました。
外が暗くなっていく18時前、刻一刻と変わっていく景色を眺めながら…
約3分で山上に到着!暗くなるとともに高まるワクワク感。
山上で迎えてくれたのは、光る看板と可愛いハトさんたちでした!実はケーブルで上がってくる途中にも、たくさんのハトさんたちが見守ってくれていました。
いい感じに灯りが並べられた道を歩いていくと…
光る竹を発見!しかも2本!(かぐや姫の竹っぽくないですか?)
…と、そんなこんなで点灯式の時間に。
お茶の京都DMO 脇博一社長によると、今回の夜間特別拝観は約1年前からあたためていた企画で、新型コロナの感染拡大などにより実施日が3回延期になったそうです。それが本日、東日本大震災10年目の日に実施する事となり、神様のご神意ではないか、コロナ禍からの復活、震災からの復活を願う、との事でした!
本殿には京都芸術大学(旧 京都造形芸術大学)の学生26名の方々によるねぶたのオブジェ「祈りのともしび」が設置され、LEDライトや15台の照明器具によって光の演出が行われました。
その様子がこちら!一斉にレバーを前に倒されると…
ともしびを灯す手のオブジェが白く浮かび上がりました!荘厳!
そしてお次は巫女の方による「豊栄舞」。美しい~。舞も本殿もオブジェも、みんな美しいです!
そしてさらに嬉しい事に、今回の夜間特別拝観では本殿の中にも入る事ができます。
さっそく中へ入らせていただくと…オブジェがさらに近くで見られました。素晴らしい建物に見事に馴染んでいますね!
学生さんによるオブジェは、こちらの他にも境内の3か所に設置されています。
学生の方々がともしびのポーズをしてくださいました。お話をうかがったところ、「大学で製作している時はあまり実感がありませんでしたが、実際に国宝の建物の中央で点灯された姿を見てとても感慨深かったです。」とのこと。
大学では例年1回生の方がねぶたを製作しておられるそうですが、今年度は新型コロナの影響で出来ない状況に。そんな中、この機会に2回生が舵取りを行い一緒に製作されたそうです。コロナ禍で学科の枠を超えた横のつながりを作る機会も少ない中、1回生にとって仲間をつくるきっかけになれば、という思いもあったそう。きっと素晴らしい思い出になったのではないでしょうか。
境内にはNPO法人 八幡たけくらぶによる竹灯りも設置されていました。繊細な模様がキラキラ輝いてとっても綺麗でしたよ!
輝くと言えば、こちらも!上から夜景が見渡せるスポットがあって、同時開催でさくら色にライトアップされているさくらであい館の展望塔も見られました。(真ん中よりちょっと左のうす紫色っぽい塔です。)
そんな「国宝・石清水八幡宮 ~祈りのともしび 和の心~」は連日17時から20時まで、入場は無料です。12日(金)19時からはYouTubeでLIVE中継も行われる予定です。