6月26日、世界遺産「平等院」独自の貴重な品種、「平等院蓮」を鑑賞してきました!【京都府宇治市】

2024年6月26日(水)、世界遺産「平等院」(京都府宇治市宇治蓮華116)で、「平等院」独自の貴重な品種「平等院蓮(びょうどういんばす)」を鑑賞してきました!
平等院蓮と鳳凰堂の画像

 

1999年に阿字池で行われた発掘調査で江戸時代の地層から1粒の種が出土し、それを発芽させたという「平等院蓮」。

古代蓮に由来する白蓮華はこちらの「平等院蓮」のみだそうですよ!

平等院蓮の先端が朱色になっている画像
(こちらの写真は2022年撮影)

つぼみの状態では、花びらの先端がうっすら紅色。

開花前のつぼみと開花後の花の画像そして開花後は、純白に変化!

これは「平等院蓮」の大きな特徴だそうです。

透き通るような薄い花弁はなんとも美しい!

顔を近づけると爽やかな香りも!

初夏に感じる一服の涼…

しみじみとした幸せに包まれます。

そして、「平等院」ならではのお話が!

平等院鳳凰堂の画像
鳳凰堂と平等院蓮

鳳凰堂に安置されている、本尊阿弥陀如来坐像。

なんとその背後の仏後壁(国宝/平安時代)にも、「平等院蓮」を思わせる蓮が描かれているそうなんです!

「時代を越えて昔の人々も、同じような蓮を同じように眺めていたのかな?」

「美しいと思う心は、今も昔も変わらないのかも?」

そんな風に想像を膨らませると、まるでタイムスリップしたかのような気分に包まれます。

そんな「平等院」には、この日も国内外から観光客の方々が来られていました。

台湾から来られた方も、「平等院蓮」と鳳凰堂をご覧になって「これはJapanならではの美しさだね」と絶賛されていましたよ!(日本人として嬉しい!)

蓮鉢の画像そして「平等院」には、「平等院蓮」の他にもたくさんの美しい蓮鉢が(※)!

※「平等院蓮」を含め、約15種類・約55鉢の蓮が展示(期間中総数)

さらに池には美しい睡蓮も浮かんでいましたよ!

今年の蓮の開花状況は、昨年よりも少し遅いそうです。

そして「現在~7月中旬頃までが一番美しい状態を楽しめる」とのこと!

蓮の花は朝に咲くので、ぜひ午前中に訪れてみては如何でしょうか?