2024年6月26日(水)、世界遺産「平等院」(京都府宇治市宇治蓮華116)で、「平等院」独自の貴重な品種「平等院蓮(びょうどういんばす)」を鑑賞してきました!
1999年に阿字池で行われた発掘調査で江戸時代の地層から1粒の種が出土し、それを発芽させたという「平等院蓮」。
古代蓮に由来する白蓮華はこちらの「平等院蓮」のみだそうですよ!
つぼみの状態では、花びらの先端がうっすら紅色。
そして開花後は、純白に変化!
これは「平等院蓮」の大きな特徴だそうです。
透き通るような薄い花弁はなんとも美しい!
顔を近づけると爽やかな香りも!
初夏に感じる一服の涼…
しみじみとした幸せに包まれます。
そして、「平等院」ならではのお話が!
鳳凰堂に安置されている、本尊阿弥陀如来坐像。
なんとその背後の仏後壁(国宝/平安時代)にも、「平等院蓮」を思わせる蓮が描かれているそうなんです!
「時代を越えて昔の人々も、同じような蓮を同じように眺めていたのかな?」
「美しいと思う心は、今も昔も変わらないのかも?」
そんな風に想像を膨らませると、まるでタイムスリップしたかのような気分に包まれます。
そんな「平等院」には、この日も国内外から観光客の方々が来られていました。
台湾から来られた方も、「平等院蓮」と鳳凰堂をご覧になって「これはJapanならではの美しさだね」と絶賛されていましたよ!(日本人として嬉しい!)
そして「平等院」には、「平等院蓮」の他にもたくさんの美しい蓮鉢が(※)!
※「平等院蓮」を含め、約15種類・約55鉢の蓮が展示(期間中総数)
さらに池には美しい睡蓮も浮かんでいましたよ!
今年の蓮の開花状況は、昨年よりも少し遅いそうです。
そして「現在~7月中旬頃までが一番美しい状態を楽しめる」とのこと!
蓮の花は朝に咲くので、ぜひ午前中に訪れてみては如何でしょうか?