2023年7月2日(日)、世界遺産「平等院」(京都府宇治市宇治蓮華116)で、ここだけでしか見られない「平等院蓮(びょうどういんばす)」を鑑賞してきました!
「平等院蓮」は、1999年に平等院で行われた発掘調査で江戸時代の地層から1粒の種が出土し、それを発芽させたという貴重な古代蓮。
神居ご住職によると、古代蓮に由来する白蓮はこちらの「平等院蓮」のみだそうです!
(こちらの写真は2022年6月24日撮影)
開花時に花びらの先端がうっすらと赤く色づくのですが、これも他には無いそうですよ!
同じような蓮は鳳凰堂の仏後壁(平安時代)にも描かれているそうで、「当時の人たちも同じ花を眺めていたのかな…」と平安時代に思いを馳せながら楽しむことが出来ます。
極楽浄土を表したとされる空間にかつての美しさが蘇って、現代でも同じように眺めることができる…
そう思うと、自然と有り難い気持ちになりました。
院内には「平等院蓮」のほかにもたくさんの蓮の鉢が置かれていて、美しい鳳凰堂に彩りを添えています。
そんな、なんとも華やかな光景。
さっそくご家族連れや海外の方など、観光客の方々が楽しまれていました。
雨あがりも素敵ですよ!