鵜飼で活躍!「うみうのウッティー」、新たなヒナすくすく成長【京都府宇治市】

2022年5月5日(木・祝)、鵜小屋に産み落とされた鵜の卵が見つかりました。その後人工ふ化に成功し、現在ヒナがすくすく成長しています!
「うみうのウッティー」 新たなヒナの画像1

鵜飼の画像2宇治の夏の風物詩、「宇治川の鵜飼」。松明の灯りのもと、訓練された鵜たちが活躍する姿を見る事ができます。

宇治では人工ふ化で鵜のヒナが誕生していて、その鵜たちは「うみうのウッティー」と呼ばれて親しまれています。

さて、今回卵が見つかった今年5月5日、別の卵から2羽のヒナがかえりました。3年ぶりの人工ふ化となりましたが、残念ながらその後2羽の死亡が確認されました。ところが5月5日に見つかった卵が、6月2日に人工ふ化に成功!

実はこちらの卵は、いつの間にか産み落とされて床で水浸しになっていたため状態が悪く、当初はふ化の見込みがないと考えられていたそうです。また、どのつがいの卵かも不明の状態。けれど何となく孵卵器で温めておられたところ、なんと有精卵であることが判明し、無事にヒナがかえったという事です!

「うみうのウッティー」 新たなヒナの画像2奇跡的な誕生を遂げたこちらのヒナ。誕生時は体重40.9グラム、体長10.7センチでしたが、現在は大きくなり、体重は768グラムあるそうです。

「うみうのウッティー」 新たなヒナの画像3すでに黒くてふわふわの羽毛が生えていて、とっても可愛い!いつの日か鵜飼で活躍する日が楽しみですね!

鵜飼の画像2さて、今年の「宇治川の鵜飼」は明日7月1日(金)から始まります。鵜匠(鵜飼で鵜をあやつる方)の沢木 万里子さんにお話をうかがったところ、今年は特に多くの方に楽しんでいただけたら、とのこと!

近年は天候不順や増水などのため初日から中止や延期になる事が多かったですが、今年は空梅雨だったので初日から開催できるのでは、ということです。

新たなヒナの誕生とともにお天気も味方して、今年は鵜飼がより盛り上がりそうですね!