2021年11月23日(火・祝)~28日(日)、萬福寺・宝蔵院(京都府宇治市五ケ庄三番割)で「明朝体のルーツ 黄檗文化を今に問う」が開催されています。
イベント初日の23日(火・祝)に行ってきました!
萬福寺の法堂ではオープニングセレモニーが行われました。
通常は一般非公開となっている法堂ですが、今回こちらで特別展示が行われています。(建物自体もとっても素敵だと思いませんか?)
特別展示の内容は…
まず黄檗文化について大きく理解したら、隠元禅師と鉄眼禅師の出逢いなどについて知り、さらに様々な事を知っていく中で最後は明朝体のルーツにたどり着く、という流れ!
興味がわいてきたところで宝蔵院へ移動します。(ワクワク!)
と…圧巻の宝蔵院収蔵庫!!
約6万もの「鉄眼版一切経版木」が保存されていて、しかもこのうち何と48,275枚の版木が国の重要文化財だというのだから驚きです!
こんな場所に立ち入れるなんて、ちょっぴり緊張…でも、それと同時に有り難みも感じます。(嬉しい!)
近くで見るとこんな感じでした。
存在感と重厚感が、すごい!
刷り師の方が行っておられる「一切経版木」の手刷りの様子も見学できました。(手刷りの様子は都合により見学できない場合があります。)
340年以上経った現在もこうやって手で刷られているなんて…本当、すご過ぎます!
ここでこうやって印刷出版された経典は日本中の寺院へ渡っていって、誰もが見た事のあるフォント「明朝体」の普及につながったと言われています。
そしてこの文字の配置規格は、なんと原稿用紙の起源とも言われているんですよ!(そう言えば原稿用紙って、真ん中の部分が空いてる!)
こんな風に色々見たり、学んだり。仏教経典を書き写していた時代から印刷の時代へと大きく動かした鉄眼禅師と隠元禅師の熱い思いやストーリーに感動したりもしました。
こちらのイベントはほかにも内容もりだくさんで、萬福寺伽藍見学ツアーをすごく満喫しておられる方なども見かけましたよ!