緊急事態宣言で中止の宇治市植物公園「蛍ナイター」。ほたるが夜の園内をふわっと舞う幻想的な光景

2021年の宇治市植物公園「蛍ナイター」は緊急事態宣言のため開催中止となっていますが、夜の園内を蛍がふわっと舞う幻想的な光景が見られます。

宇治市植物公園の蛍の画像
宇治市植物公園で5月31日20時頃撮影(30秒間露光)

職員の方によると、宇治市植物公園では毎年4月頃にゲンジボタルの幼虫が上陸し、今頃の時期には飛び交うそうです。今年も来園者の方に楽しんでもらえる状態ではあるものの、昨年に引き続き新型コロナ対策で中止となりました。

今回特別に許可を得て取材させていただいたのですが、実際に行ってみると蛍との距離が近く、自分のまわりを蛍たちが光りながら飛ぶ様子に感動でした。

1匹光ったら他の蛍もつられて光って飛んだりする事があるんですよ、と教えていただき目を凝らすと…まさにその通り!一斉に光る時があったり、たくさんの蛍が飛び交う瞬間があったり。

水の音やカエルの鳴き声が聞こえる中、すぐ足元でも光っていたり、頭の上を飛んで行ったり…比較的気軽に来られる場所でありながら、こんなに素晴らしい体験ができるなんて驚きでした。

こちらの「蛍ナイター」は本来であればファミリー層を中心とした方が来られるとのこと。道が舗装されているので車いすの方も楽しめるそうです。今年は中止となりましたが、新型コロナウイルスが収束したらぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。