2019年10月6日(日)、府立宇治公園「橘島、塔の島」周辺で「宇治茶まつり」「第68回宇治茶まつり」「宇治茶スタンプラリー」が行われました!
では早速、宇治茶祭奉賛会による「第68回宇治茶まつり」からご紹介していきます。
こちらの宇治茶まつりは宇治茶に関係する「三恩人」への感謝を表した行事です。歴史上の人物なのですが、さて誰だと思いますか?
答えは…
お茶を中国から日本へ伝えた「栄西禅師」、宇治に茶園を開いた「明恵上人」、そして「茶の湯」を大成した「千利休」です。
また、宇治茶まつりは茶業功労者の遺功を偲ぶとともに宇治茶の隆盛を祈願する行事でもあります。
午前9時、「名水汲み上げの儀」が始まりました。
狩衣姿に身を包んだ方々が宇治橋の三の間(上流側に張り出した部分)に集まり、宇治川につるべを垂らして清水を汲み上げます。
清水は竹筒に移され、「宇治茶行列」と呼ばれる時代行列によって興聖寺まで運ばれていきます。雅ですね!
実はこの様子は、「豊臣秀吉が宇治川から水を汲んで茶会を開いた」事を再現したもの。秀吉がどうしても宇治川の水で点てたお茶を飲みたかった、というのは嬉しいものです。
午前10時、興聖寺で「茶壺口切の儀」が厳かに執り行われました。
「茶壺口切の儀」は全国からの観光客や茶業に携わる方など、大勢の方々が毎年観に来られる儀式です。
仏前に供えられた茶壺の口を切り、中の茶葉(その年の新茶)を石臼で挽いて抹茶にし、「名水汲み上げの儀」で汲み上げられた清水のお湯でお茶を点てます。
続いて茶祖に献茶する「御献茶式」、そして栄西禅師が開いたと言われる建仁寺の読経が行われます。
宇治茶まつり開催中の府立宇治公園でも様々な催しがありました。
お茶の飲み比べやお茶づくりの体験などなど、お茶に関する体験が色々!
実際に体験してみるとお茶の見方も変わるかもしれませんね。「キッズ・ジュニア茶ムリエマスターの呈茶」もありましたよ。
宇治茶スイーツ、宇治茶関連商品などに加え、山城地域ふるさと産品の販売も!
地域の方の手づくり商品なども色々販売されていました。
会場には各市町村のPRブースが設置され、ご当地キャラも登場!
たくさんのキャラクターたちが大集合し、とても賑やかでした。
京都文教大学「宇治☆茶レンジャー」主催の「宇治茶スタンプラリー」では、クイズを通して宇治茶の事を楽しく学べます。
「宇治茶の歴史・文化にふれる」「宇治茶の製法を知る」「宇治茶について学ぶ」という3つのテーマがあり、茶園、お茶屋さん、お茶に関係する場所、体験施設などを巡ります。
たくさんの方が参加されていましたよ!
ほかにもさまざまな催しがあり、お茶づくしの一日となりました。
宇治茶まつり(令和元年) イベント概要
- 日にち 2019年10月6日(日)
- 時間 10:00~16:00
- 場所 府立宇治公園「橘島、塔の島」周辺
- 主催 「宇治茶」まつり消費イベント実行委員会
- お問合せ (公社)京都府茶業会議所 0774-23-7713
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