2023年3月31日(金)18時、「イズミヤ大久保店」(京都府城陽市平川室木)が閉店しました。閉店の時間には多くの地域住民の方々が集まり、別れを惜しむ姿が見られました。
「イズミヤ大久保店」は1971年に開業し、約52年間営業されてきました。
閉店の30分前に訪れたところ、多くのお客さんが最後のお買い物をしたり、写真撮影をしたり、閉店の瞬間を見届けようと待っておられました。
店内のメッセージボードには「ありがとう」「さみしい」「お世話になりました」などなど無数のメッセージが。
イズミヤでバイトしていた時の思い出や、子どもの頃から3世代で通っていて、今では自分の子供と来ている、なんてエピソードもありました。
他にも沢山。
- また戻って来て下さい!!
- サバの高菜のおすし、からあげ、特にコロッケが食べられなくなるのは悲しいです。
- エレベーターに一人で乗れるようになったのもイズミヤさん。
- イズミヤさんは家族!!
- 初めて自転車に乗れるようになって来た場所
- 入学祝に地球儀をイズミヤで買ってもらった。
- 中学生の時は友達とフードコートに集まってた。
- マクドが出来てうれしかった。
- 大好きな母との思い出の場所でした。
- 正月前の買い物も楽しかった。
- イズミヤさんに来るとほっ!としました。
- 大好き
などなど…ボードからはみだしてしまうくらい沢山のメッセージが貼られていて、心が熱くなりました。
最終日は18時に閉店予定でしたが、多くのお客さんが店内におられたため少し延長。
外で待っておられた方々はほとんど帰ることなく待ち続けておられました。
最後の挨拶を待っていると、近くのお子さんが「また イズミヤ いきたい~」と悲しそうに言っていました。
お母さんが「今日で終わりやねん…」とお話されると、「じゃあ また ちがう イズミヤ いく!」と、どうしてもイズミヤに行きたそうにしていました。
その近くでは「これで終わりか…」とつぶやく男性の姿も。
そして18時20分頃、従業員の方々が建物の前に並ばれて、最後の挨拶が始まりました。
挨拶の中では、約52年前にオープンして地域と共に歩んできたこと、色んな行事を行った思い出、働いてくれた人たちへの感謝の気持ち、お客さんから色んな声をもらい切磋琢磨してきたこと、閉店が決まってからは「さみしくなる」「ありがとう」「生活はイズミヤと共にあった」など多くの声が寄せられたことなどがお話され、聞いている方の中には涙される方もおられました。
挨拶が終わると大きな拍手が沸き起こり、お客さんから「ありがとうございました!」と声が上がりました。
お店の方々が店内に入りお辞儀をされるとシャッターが下りていき、最後まで拍手が鳴りやみませんでした。#京都 #宇治市 #城陽市 #イズミヤ大久保店閉店 #ありがとう pic.twitter.com/5cProIibm7
— ALCO宇治・城陽 (@alco_uj) March 31, 2023
シャッターが閉まり閉店すると、集まった人たちは帰って行きましたが、名残惜しくてまだしばらくその場に留まる人たちの姿もありました。