2023年4月1日、近鉄が平均17%値上げ。大久保駅~京都駅は60円アップ

2023年4月1日(土)、近畿日本鉄道株式会社(近鉄)が運賃の値上げを行う予定です。平均17.0%アップとなります。

 

たとえばよく利用される「大久保駅」から「京都駅」までの運賃は60円アップ(300円⇒360円)となります。

 

普通(大人)

普通旅客運賃(大人)の平均改定率は17.2%です。

たとえば…

  • 1~3キロ 現行160円⇒改定後180円
  • 4~6キロ 現行210円⇒改定後240円
  • 7~10キロ 現行260円⇒改定後300円
  • 31~35キロ 現行570円⇒改定後680円
  • 51~55キロ 現行840円⇒改定後1,000円
  • 71~75キロ 現行1,090円⇒改定後1,290円
    など

 

通勤定期券(大人1か月)

通勤定期券の平均改定率は18.3%です。

平均割引率は42.2%から41.6%に減少します。

たとえば…

  • 5キロ 現行7,100円⇒改定後8,420円
  • 10キロ 現行9,930円⇒改定後11,780円
  • 30キロ 現行19,120円⇒改定後22,670円
    など

 

通学定期券(大人1か月)

通学定期券の平均改定率は9.2%です。

平均割引率は80.9%から82.5%に増加します。

たとえば…

  • 5キロ 現行3,310円⇒改定後3,620円
  • 10キロ 現行4,480円⇒改定後4,900円
  • 30キロ 現行5,200円⇒改定後5,680円
    など

 

※加算運賃(吉野線・湯の山線・鳥羽線・志摩線・けいはんな線)、特急料金(特別車
両料金・個室料金含む)・鋼索線運賃は改定なし

近鉄はこれまで沿線の少子高齢化などで乗客が減少していたものの、消費税の引き上げ時をのぞいて約27年のあいだ運賃を据え置いてきましたが、現在は新型コロナウイルスの影響を受けてさらに利用が大きく減少し、経営努力だけでは収入の減少を補うのが困難となっているようです。また、健全な鉄道運営を維持するために車両・設備の更新、バリアフリー整備、防災対策、駅の美装化などを継続的に行い、安全性・利便性を確保していく必要があるとの事です。