コラム:ギャップの魅力

よく「ギャップが人を惹き付ける」と言いますが、たしかに「繊細なピアノを弾けるゴツイ男性」や「おちゃらけているように見えて筋の通った人」は、「ピアノの上手な女性」や「真面目で筋の通った人」よりも魅力的に見える気がします。

どうしてなのか自分なりに考えてみたのですが、意外性のインパクトはさる事ながら、ギャップのある人には「幅があるように見える」のかなぁ、と思います。

「その幅の間に一体、何があるんだろう?」と想像力をかきたてられる!そして想像力は(拡大鏡のように)現実をより大きく見せる効果がある!と思うのです。

想像力。

「案ずるより産むが易し」と言うように、事前の心配が実際より膨らみすぎる事もあります。自分が大変な目にあうより、大変な思いをしている他の人を見た時の方が「辛そう…!」と思う事もあるかもしれません。

アート作品や映画でもすべてが分からない方が素敵に思えるのですが、これも想像力がはたらく幅や空間があるお陰なのかもしれませんね!

…AIやロボットの進化など、想像力の試される「令和」という新時代。「昭和」「平成」のジェネレーションギャップも想像力で上手く作用しないかなぁ。

(By Columnist M)