今月から千円札のデザインが変わっている!昭和64年硬貨は価値がある?など「へ~。」「あったあった!」というお金のお話

今月から千円札のデザインが変わっている!

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平成31年3月18日(月)以降に発行されている千円札のデザインが、これまでと少し変わっています。

これはお札に印刷されている「A000001A」~「ZZ900000Z」の記号・番号の組み合わせがすべて使用されたため。同じ組み合わせがまた使えるように、これまで「褐色」で印刷されていた記号・番号が3月18日から「紺色」になっています。

ちなみに1色あたりの組み合わせは約130億通り。(アルファベットの「I」と「O」は数字の「1」と「0」と間違えやすいので使用されていません。)単純計算で日本の人口の約100倍!

という事は!

…まったく同じ記号・番号が並んだ2色の千円札を手に入れたらすごく価値があるかもしれない!?

…ネット上では「この記号・番号の千円札求む!」なんてやりとりが行われるかも!?(そして定期的に千円札交換会が開かれる。)

…さらに連番で手に入れるツワモノも現われる!?

と、色々妄想してしまいましたが、どうなんでしょうかね~。

もちろん今までの千円札も今後も使えますよ。新しいお札のイメージ画像は財務省HP(https://www.mof.go.jp/currency/bill/20181018.html)で見る事ができます。

 

新・500円玉と二千円札はどちらも平成12年生まれ

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デザインの変更と言えば、平成12年に500円玉が変わったのを覚えていますか?

素材が白銅からニッケル黄銅に変わったため色味が少し暖色系になり、実は重さも0.2g軽くなっています。「500」などのデザインも少し変わりましたね。

そして同じく平成12年から発行の、二千円札!

現在流通している枚数は少なく「あれってどこいったの?」という声も聞かれますが、沖縄県には比較的多く見られるようですよ。その理由の1つがデザイン。表面に沖縄の守礼門が描かれているんです。
2000円札

ちなみに裏面のデザインは「源氏物語絵巻」に登場する冷泉院・光源氏とその作者、紫式部です!

 

昭和64年の硬貨は希少価値がある?

昭和64年の硬貨

元号が変わるタイミングで思い出すのがこちらの説。「昭和64年は1週間しかなかったので、その年に製造された10円玉や500円玉などは希少価値がある!」

ところが実は、昭和64年に製造されたどの硬貨よりも、平成23年に製造された1円玉・5円玉・50円玉の方がはるかに枚数が少なかったんです。

昭和64年に製造された硬貨のうち最も枚数が少なかったのは500円玉で「約1,600万枚」。それに対して平成23年に製造された1円玉・5円玉・50円玉はそれぞれたったの「約46万枚」!

硬貨はその時の状況によって発行する種類、枚数、タイミングなどが変わるので、期間の長さが製造枚数を決めるわけではなさそうです。

そして気になる「ギザ十」ですが、一番枚数が少ないのは昭和33年の物で「約25,00万枚」でした。(製造期間は昭和26~30年、32~33年。)

こうやって見てみると、「希少な硬貨=ギザ十」というイメージも少し違うような気がしてきます。(ただ、絶妙な少なさなので時々見かけて「なんとなくラッキー!」という気分にさせてくれる、存在価値のある硬貨だと思います。)

ちなみに「フデ五」と呼ばれる楷書体の5円玉のうち一番製造枚数が少なかったのは、昭和32年の「約1,000万枚」でした。(製造期間は昭和24~28年、32~33年。)

※データの対象は昭和23年~平成29年の貨幣製造枚数です。

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