当面の間、新型コロナ陽性者は全員いったん入院へ。オミクロン株の未知のリスクに対応【京都府】

2021年12月3日(金)に行われた京都府知事の定例記者会見の中で、オミクロン株の未知のリスクへ慎重に対応する方向性が発表され、当面の間、新型コロナウイルスの陽性者の方全員にいったん入院をしていただきたいとの内容が発表されました。

 

現在のところ京都府内での感染事例や濃厚接触者の情報はありませんが、オミクロン株の感染力の強さや重症度、ワクチンの有効性などいまだ不明な点が多く、未知のリスクに備えて慎重の上にも慎重を重ねて対応すべきだと考えているとのこと。

そのため京都府では当面の間、オミクロン株であるかどうかが判明していなくても、陽性者の方全員にいったん入院をしていただき、保健環境研究所においてデルタ株のスクリーニング検査を経た後に、ゲノム解析を実施したいという事です。

検査の結果、オミクロン株でないという事が判明した時点で、重症化リスクなどがなく入院が必要でない方については、宿泊療養施設での療養に切り替えるとのこと。

また、オミクロン株陽性者の濃厚接触者の方へは宿泊療養施設への入所を依頼し、施設において2日に1回程度のPCR検査を実施するなどしていきたい、とのことです。