「茶源郷」の呼び名を持つ京都府南部のまち、和束町。2020年12月25日、和束茶の魅力を伝えブランド力をより高めようと、和束町による「和束茶おもてなし茶室」が完成しました!(私有地のため無断立入はご遠慮ください。)
町職員の方にお話をうかがったところ、こちらの茶室は移動が可能で、慣れると数時間で設置できるそうです。
使い方は様々で、お茶を淹れて飲むイベントをはじめ、和束茶の魅力を伝える内容であれば例えばヨガをする事なども可能だそう。
この茶室を作る案が出たのは2019年の秋頃。料理人の方や陶芸家の方などと話す中で「ぶどう畑でワインを飲むという事があるけれど、茶畑でお茶を飲めたらきっと素晴らしいだろう」という話が出たことがきっかけで、早くも実現したそうです。
実際に上がってみると、山の斜面を利用した茶畑ならではのパノラマビューに静かな感動が広がっていきました。自然に囲まれた特別な場所で、特別な時間がゆっくりと流れていきます。
そんな「和束茶おもてなし茶室」は、今年4月から町民の方に無料貸出が行われる予定となっており、詳細は今後和束町HPに掲載される予定です。(貸出は和束町役場「地域力推進課」まで連絡を。)
町職員の方は「皆様にたくさん使っていただければ。和束茶の魅力が多くの方に伝われば嬉しいです」とのこと。
ちなみに3月いっぱいは和束町のどこか2か所に設置されているそうなので、「見つけたらラッキー」だと探してみるのも楽しいかもしれません。
突然茶畑に現れた茶室。早くも「あれは何ですか?」と尋ねる方がいらっしゃるなど、普段直接ふれあう機会の少ない消費者の方と農家の方が接する良い機会にもなっています。
さらには茶室を通じた農家さん同士のつながりも見込めるなど、すでに嬉しい事が色々と広がっているようです。