
2026年10月1日(木)~11月30日(月)まで、京都府宇治市(※1)で楽しめる「宇治十帖スタンプラリー」。
参加方法は2種類あって、スマホを使う方法(※2)と、紙のウォーキングマップを持って巡る方法があります。
スマホ片手に巡ってみたところ、簡単に参加できて便利なだけでなく、本物の紙にスタンプを押しているような感覚で楽しめましたよ!
宇治十帖の古蹟でスタンプを集めながら、グルメやお買い物、ミュージアム、寺社仏閣まで大満喫。
風光明媚な宇治のまちで、豊かな時間を過ごしているうちに、気づけばいい運動にもなっていました!
そして、なんといってもスタンプを集めるワクワク感。
これは体験してみないと分かりません!
ぜひ皆さんも、素敵な特典や賞品(※3)を目指して楽しく歩いてみてはいかがでしょうか?
※1:宇治のまちは、『源氏物語』宇治十帖(最後の十帖)の主な舞台になっています。
※2:多言語対応・音声ガイド付です。参加するには、宇治市LINE公式アカウントを友だち登録⇒https://url-shorter.com/f2e5dpf5
※3:スタンプを集めると必ずもらえる特典や、抽選でプレゼントされる賞品(体験・グッズ・商品券 等)などがあります。
目次
1.宇治川左岸からスタート!
2.右岸でのんびり。ランチやスイーツも
3.三室戸寺まで楽しくお散歩
4.宇治川エリアをふたたび満喫
5.イベント概要
宇治川左岸からスタート!

まず訪れたのは、宇治橋西詰の夢浮橋ひろば。
『源氏物語』の作者、紫式部にご挨拶です。
「人気のフォトスポット!」
「観光地の雰囲気ってワクワクする!」
そんなことを話しながら、夢浮橋(ゆめのうきはし)のスタンプをGETです!

「お~っ!」
「できた!」

「夢浮橋」は『源氏物語』の「第五十四帖」。
~法(のり)の師とたづぬる道をしるべにして 思はぬ山に踏み惑うかな~
仏道修行のために宇治へ通った薫(かおる)は、その結果、辛い恋の道に迷い込んでしまいました。
「恋って自分でコントロールできないから、恋なんだよなあ~!」
「う~ん、たしかに!」
「だからこそ感情が大きく揺さぶられて…それが恋愛の醍醐味でもあるけど、辛いときは本当に辛い…。」
そんなことを話しながら、物語の世界に思いを馳せます。
浮舟(うきふね)への想いと、「誰かが彼女をかくまっているのでは?」という疑念にさいなまれる薫。
でもその薫自身、実は浮舟を隠したことがあるんです!
「自分のしたことを人に疑ってしまうのって、いつの時代もよくあることなのかな?」
「パートナーに不誠実な人が、相手のことも疑ってしまう、とか…?」
「そうそう!」
そんなことを話しながら、縣通りにある橋姫神社へ。


お参りしたら、さっそく橋姫(はしひめ)のスタンプをGETです!
「スタンプが2個集まったから、オリジナルの壁紙がもらえる!」
「もう特典が!なんだかますます、やる気が出てきた!」
物語の「橋姫」は、宇治十帖では冒頭に当たる「第四十五帖」です。
~橋姫の心をくみて高瀬さす 棹(さお)のしづくに袖ぞぬれぬる~
先ほど「薫は仏道修行のために宇治へ通っていた」といいましたが、彼が「法の師」と仰いでいたのは、宇治で「俗聖(ぞくひじり)」と呼ばれていた八の宮(はちのみや)という人物でした。
光源氏の異母弟に当たる八の宮。
彼は宇治の山里で仏道修業に励みながら、2人の姫君(娘たち)と暮らしていました。
「光源氏!」
「名前を聞いただけでも嬉しい!」
そして薫自身も、実は光源氏と関係がある人物です。
というのも、薫は光源氏の子と「されて」いましたが、「実子ではないかもしれない…」との不安を抱えながら暮らしていたのです。
(そしてこの後、薫は「やはり光源氏の実子ではなかった」という事実を知ることに…。)

そんな薫はある夜、八の宮と暮らす姫君たちが、月あかりの下で筝(そう)や琵琶を奏でる姿を垣間見ます。
「優美な光景が目に浮かぶ!」
「きっと着物も美しく、うっとりするような光景だったんだろうなあ。」
「そこに素敵な音色が加わって…まるで夢の世界みたい!」
そんな魅力あふれる場面とあって、薫の恋が始まります。
心惹かれたのは大君(おおいきみ)。
「あれ?浮舟じゃなかったの!?」
「浮舟が登場するのはまだ先で、これからいろいろあるから待ってて!」
「そっか…紆余曲折があって面白そう!」
そんなことを話しながら、次は世界遺産「平等院」へ!

かつては源融(光源氏のモデルの一人ともいわれる人物)の別業「宇治院(うじいん)」でもあった場所。
悠久の歴史を感じながら拝観し、ミュージアム「鳳翔館」まで満喫して、南門から外へ出ました。
「鳳凰堂、美しかった!」

そんな余韻に浸りながら、少し歩いて宿木(やどりぎ)の古蹟へ。
「宿木」は『源氏物語』の「第四十九帖」です。

~宿りきと思い出でずば木(こ)のもとの 旅寝もいかに寂しからまし~
これは薫が中の君(なかのきみ)に贈った歌です。
「また違う姫君が出てきた!」
「中の君は、大君の妹―つまりさっき出てきた2人の姫君の、もう1人の方。」
「妹!?…で、大君はどうなったの?」
「実は、第四十九帖ではすでに亡くなっていて…薫は大君を思い続け、やがて大君に似た中の君に惹かれていった、という展開。」
「そうだったんだ!」
「でも言い寄られた中の君は、大君にそっくりな異母妹、浮舟のことを薫に話す…。」
「浮舟!それで薫は、やがて浮舟に恋に落ちる!」
「うん、そんなところかな。」

ということで、「宿木」のスタンプをGETしました!

そして、来た道を少し戻って喜撰橋へ。
塔の島へと渡ります!
「この辺り、風情があって本当に好き!」
「あそこに立っている十三重石塔は、日本最大の石造古塔らしいよ!」
「そうなんだ!」

そんな塔の島には、宇治川の鵜飼で活躍する「うみうのウッティー」たちが暮らす鵜小屋もあります。
「可愛い!」
「今日も元気そう!」

そんな鵜小屋のそばの中島橋を渡って、おとなりの橘島を少しお散歩。

そして朝霧橋を渡って、宇治川右岸へ!
朝霧橋を歩いていると、ダイナミックな川の流れや吹き抜ける風を体感できて、すごく気持ちが良いんですよ!

ちなみに橋の上から宇治橋の方を眺めると、このような景色が広がっています。
開放的な気分を味わえて、心身ともにリフレッシュ!
右岸でのんびり。ランチやスイーツも

朝霧橋を渡ってすぐ左手には、雅やかな宇治十帖モニュメントが!
こちらは光源氏の孫に当たる匂宮(におうのみや)と浮舟が、小舟に揺られている場面です。
なんともロマンチックなシーンですが、薫にとっては複雑な状況…。
そして、匂宮と薫の2人から愛されてしまった浮舟は…苦悩の末に入水(じゅすい)してしまいます。
ですが、浮舟は横川(よかわ)の僧都(そうず)らによって命を救われることに。
次に訪れるのは…横川の僧都と関係があるといわれる恵心院です!

場所は宇治十帖モニュメントのすぐ近く。
四季折々の花が美しいお寺で、その歴史は古く、弘法大師が開いた寺院を1005年に比叡山・横川の源信(恵心僧都)が再興したと伝わります。
そして源信は、「横川の僧都のモデルになった人物ではないか」といわれているんですよ!

歴史ロマンを感じながら、境内からの景色や、川沿いのお散歩も楽しみました。
「あ~、気持ちいい!」
「風に吹かれて歩いていたら…なんだかお腹がすいてきた!」

次に訪れたのは、恵心院から徒歩約4分ほどの場所にある茶房 櫟(くぬぎ)です。
※住所:京都府宇治市宇治又振66−4
※営業時間:11時~15時(売り切れ次第終了)
※定休日:火曜日
窓から宇治川が見えて、雰囲気もあって、ゆっくりくつろげる素敵なお店!
本棚には『源氏物語』も並んでいました。
一階にはお座敷とテーブル席が。

そして二階は、全席テーブル席となっています。

こちらは冷たい「茶そば膳」(冷たい蕎麦 税込2200円/温かい蕎麦 税込2300円)!

さっそく茶そばを頂くと、口の中でつるりと躍り、みずみずしい喉越しとともに、身も心も爽やかに癒してくれました。
さらにカラリと揚がった天麩羅をつゆにくぐらせて口へ運ぶと…またまた幸せに包まれます!
サクッと軽やかな音とともに、活き活きとした素材の旨味が口いっぱいに広がりました。
そんな天麩羅と茶そばを交互に味わい、小鉢なども頂く豊かな時間。
自然と会話も弾みます!

それからこちらは「相盛り丼」(税込1800円)!
運ばれてきた瞬間に思わず笑みがこぼれる、うなぎも天麩羅も楽しめる一杯です。

ふっくらと焼き上げられたうなぎは、口の中でふんわりほどけたかと思うとじゅわっと美味しさがあふれ出し、なんともいえない幸福感でじんわりと満たしてくれました。
そしてたれは奥深く、上品さも感じる絶妙な味わい!
美味しい天麩羅も楽しめて、最後の一粒まで夢中になってしまいました。
素晴らしいお食事に心癒される景色…素敵な想い出に、ぜひいかがでしょうか?
…お腹も心も満たされたところで、次は早蕨(さわらび)の古蹟までお散歩です。
「早蕨」は「第四十八帖」ですが、実はこの前に驚きの展開があります。
…というのも、実は中の君と匂宮が結ばれるんです!
「えっ、中の君と匂宮が?なぜ!」
「その謎はまた後で解けるから、お楽しみに。」
「う~ん、わかった!…それにしても、その2人が幸せになるとは…。」
「でも一見幸せそうに見えて、実はそうでもない状況…。」
「どういうこと?」
「匂宮は身分があるから外出するのが難しくて、中の君の元へ通うことができないっていう…。」
「身分が高いのも大変なんだ!」

ところで先ほど「大君は亡くなった」といいましたが、妹である中の君の不幸を悲しむあまり、心労で体を壊して亡くなっていたのでした。
実は父・八の宮もそれ以前に亡くなっていて、中の君は一人、悲しみに沈んでいます…。
そんな中の君のもとへ、わらびなどを贈る山寺の阿闍梨(僧侶)。
そして、歌を詠んで返す中の君。
~この春はたれにか見せむ亡き人の かたみにつめる峰の早蕨~
「悲しい歌…。」
「恋愛以外でも、いろいろあるんだ…。」

やがて匂宮は、中の君を京・二条院へ迎えることに。
「これでようやく幸せが訪れる!」
「でも一筋縄でいかないのが『源氏物語』。」
「というと…?」
「薫の存在を忘れてない?」
「あ!」
「匂宮は、中の君と薫の親しげな様子に心がもやもや…。」
「薫と匂宮は浮舟をめぐってもライバルのような関係になるけれど…中の君でもこんなことに!」
そんなことを話しながら、早蕨のスタンプをGETです。

次に訪れたのは世界遺産「宇治上神社」!
なんと本殿は、現存する日本最古の神社建築(平安時代後期)です。
造形美も素晴らしく、思わず目を奪われます。
心静かにお参りしたら…ふたたび「さわらびの道」を歩いて総角(あげまき)の古蹟へ!

そして総角のスタンプをGETです!

「スタンプが5個集まった!」
「あと半分!」
スタンプを集めるのって、達成感があって楽しいですよね!
ところで(八の宮は実在の人物ではありませんが)、この辺りは「八の宮が暮らしていた」ともいわれる場所なんですよ!
せっかく大吉山の登り口までやって来たので、体力があれば上までハイキングしてみるのも良いかもしれません。(展望台までは約20分ほどです。)

「第四十七帖」の「総角」では、八の宮が亡くなり一周忌を迎えた場面が描かれています。
薫は大君へ、和歌で愛を伝えていました。
~総角に長き契(ちぎ)りを結びこめ おなじ所によりもあはなむ~
ほどけにくい総角結びにかけて詠んだ、愛の歌。
大君も薫に好意を抱いていましたが…自分の幸せを優先するのではなく、「中の君こそ薫と結婚を」と願います。
そして考えた薫は、驚きの行動に。
なんと、中の君と匂宮が結ばれるように仕向けてしまったのです!
「それでこの2人が結ばれたのか!」
「でもその結果、中の君は幸せとはいえない状況に。」
「もしかして…それで大君は体を壊してしまうの?」
「うん…そして、薫に看取られながら息を引きとることに…。」
「そんな~!」
そんなことを話しながら、さらに先へと進みます。

次に向かったのは宇治市源氏物語ミュージアム!
何度訪れても「本当に良かった!」と思える素晴らしい施設で、ぜひこの機会に訪れてみてほしいスポットのひとつです。
(紅葉のシーズンも素敵なんですよ!)
詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。↓
- 「宇治市源氏物語ミュージアム」で、物語の世界に迷い込んだような非日常体験をしてきました!
⇒ https://alco-uj.com/thetaleofgenjimuseumuji/

展示や体験などを存分に楽しんだら、ミュージアム内にある雲上茶寮(うんじょうさりょう)で過ごすのもおすすめです。

随所へのこだわりや、大人な落ち着きを感じるスタイリッシュな空間。
こちらの茶寮では、宇治十帖それぞれの物語をテーマにした月替わりの上生菓子(「ことの葉」謹製)を楽しむことができます。
※営業時間:9時~17時(ラストオーダー:16時30分)
※定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は営業・翌営業日がお休み)・年末年始(施設に準じる)
※平日のみ電話予約可(0774‐34‐0466/土日祝日は予約不可)

こちらは9月限定の上生菓子、源氏物語 第53帖「手習(てならい)」(税込550円/数量限定・売り切れ次第終了)。
浮舟が歌を書き留めた、和紙と筆を模した一品です。
(10月は源氏物語 第54帖「夢浮橋」です。また、11月は京都府立嵯峨野高等学校「京・平安文化論」ラボがコラボレーションに加わった特別な和菓子が楽しめます。)
入水しようとしたものの命を救われた浮舟は出家を果たし、勤行と手習いの日々を送ることになります。
こちらの練切には、そんな浮舟の静かな心境が表現されています。
小さく切って口へ運ぶと、奥ゆかしい甘さや上品な余韻に、心がすうっと穏やかになるのを感じました。
存在感のある栗の風味とあいまって、しみじみと秋を愛おしむ気持ちが湧いてきます。

「抹茶 匂宮」(税込770円)も合わせて頂くと、豊かな香りに包まれて、ふわっと幸福感が膨らみました。
雅でふくよかな味の調和をどこまでも追いかけたくなって、思わず目を閉じてじっくりと堪能。
美味しさの後ろ姿が見えなくなっても確かな幸せが残り続けて、胸の奥にぽっと温もりが灯ったようでした。

雲上茶寮を訪れたら、庭園パフェも気になりますよね?
こちらは9月に頂いた「庭園パフェ – 栗の洲浜 – 」(税込1650円/単品)の国産烏龍茶『隠龍』セット(ICE 税込2530円/HOT 税込2420円)です。
(メニューは季節の移ろいとともに変化するため、訪れるタイミングによって異なります。)
そっとすくって口へ運ぶと、華やかな香りが重なり合って、ふわりと心が浮き立ちました。
焙じ茶の芳醇な香りも印象的で、オレンジの果皮やみずみずしい果肉、甘酸っぱいオレンジソースなどの鮮やかな魅力も、キラキラと輝くように感じられます。
ほかにもさまざまな風味や食感が次々と花開く、たまらなく楽しい秋のひととき…。
さらに、萬福寺とのコラボレーションによる国産烏龍茶『隠龍』とのペアリングにもすっかり魅了されました。
フルーティーな香りで愛されているという、その一杯を鼻先に近づけると…奥深い香気が華麗に舞って、夢見心地の気分に包まれました。
パフェの上品で繊細な風味が一層華やかに彩られ、贅沢な体験にため息がこぼれます。
三室戸寺まで楽しくお散歩

ミュージアムや茶寮で素晴らしい時間を堪能したら、次は浮舟の古蹟がある三室戸寺へと向かいます。

色のついた道をたどって、しばらく歩いて行くのですが…
その道中には「蜻蛉(かげろう)石」が!
「第五十二帖」の「蜻蛉」では、入水した浮舟の姿が見つからず、とうとう亡くなったものとされて葬儀が執り行われてしまいます。
そのような中で、体調を壊す匂宮。
また、薫は悲しみに暮れながら、四十九日の法要を手厚く営むことになります。

都で一見華やかな日々を送る薫でしたが、ある秋の夕暮、儚げに飛び交う蜻蛉を見て歌を詠みました。
~ありと見て手には取られず見れば又 ゆくへも知らず消えし蜻蛉~
「有るのか無いのか…手に取ったかと思うと消えてしまう儚い存在、っていうことか…。」
「大君は亡くなっているし、中の君は匂宮と結ばれているし、浮舟の行方は分からない。たしかに蜻蛉の短い命のように儚いなあ…。」
「ところで…作品として見ると、華やかな暮らしと対照的に描かれることで、より切なさが増している気がする。」
「そういう技法って、いつの時代でも人の心を掴むものなのかな?千年の時を超えて…現代でもよくある気がするけど、なんだか不思議!」
そんなことを話しながら、蜻蛉のスタンプをGETしました。

そして、さらにずっと歩いて行くと…三室戸寺に到着です!
物語の中で山寺の阿闍梨(僧侶)が中の君にわらびなどを贈るくだりがありましたが、三室戸寺はその山寺のモデルになったのでははないか、ともいわれています。
そんな三室戸寺は見どころたっぷり。
四季折々の美しさも魅力で、季節の花などはもちろん、紅葉や黄葉も綺麗なんですよ!

浮舟の古蹟は本堂の近く、鐘楼のすぐそばにあります。
ということで…「第五十一帖」に当たる「浮舟」のスタンプをGETです!
序盤で「薫は浮舟を隠していたことがある」といいましたが、「第五十一帖」ではそのことが匂宮に知られてしまい、思わぬ展開へと進む場面が描かれています。
なんと匂宮は、夜闇に紛れて薫になりすまし、浮舟と契りを結んでしまうのです。
そして浮舟は、情熱的な匂宮にだんだん惹かれていくことに!

「宇治十帖モニュメントでは、匂宮と浮舟が小舟に乗っていたけれど…その時2人は惹かれ合っていた、ということ。」
「まさか…そんなことがあるなんて!」
「匂宮のとった行動は多くの人から批判されそうだけど…浮舟本人がそういう気持ちなら、結果としては匂宮を責めることはできない…のかも?」
「結果論だけど、たしかに一理ある!…でもでも、やっぱり納得できない!」
「きっと当時も多くの人が『源氏物語』を読んで、こんな風にあれやこれやと盛り上がっていたのかも!」
…一方、浮舟が詠んだ歌がこちらです。
~橘の小島は色もかはらじを この浮舟ぞゆくへ知られぬ~
「小舟のように、揺られて漂う私の心…。」
「一体どこへ向かうのか?自分にさえも分からない…。」
そんな浮舟は、悩んだ末に入水してしまうのです。

次に向かったのは京都宇治線沿い、京阪電車「三室戸駅」の近くにある手習の古蹟。
「今日はけっこう歩いてるから、いい運動になってそう!」
「スタンプラリーって、自分のペースで楽しくいっぱい歩けて嬉しい!」
そんなことを言いながら「手習」のスタンプをGETです!
「石碑の形が筆の穂先みたいで素敵!」

そんな「手習」は、物語終盤の「第五十三帖」。
横川の僧都らに助けられた浮舟は、洛北・小野の庵で暮らしていました。
~身を投げし涙の川の早き瀬を しがらみかけて誰(たれ)かとどめし~
「生きているのがすごく辛そう…。」
「浮舟は、歌を書き散らして過ごしていたみたい。」
「もう恋はしないのかなあ…。」
宇治川エリアをふたたび満喫

さてさて、京都宇治線を歩きながら、宇治川エリアに戻ってきました。
椎本(しいがもと)の古蹟とされる、彼方(おちかた)神社に到着です!
「椎本」は「第四十六帖」。
時間はずっと遡り、八の宮の最期の場面。
八の宮は姫君たちに遺言を残し、信頼していた薫に姫君たちの後を託して、静かに息をひきとりました。
八の宮を心から慕っていた薫は、喪失感に包まれながら歌を詠みます。
~たちよらむ蔭と頼みし椎が本 むなしき床(とこ)になりにけるかな~

「八の宮もこの後、大君が亡くなるとは思わなかっただろうなあ…。」
「しかもそこに薫が関係していたとは…。」
「うん。それは薫自身も想像できなかったと思う。」
「まさか愛する大君を失うことになるなんて!」
…というわけで、「椎本」のスタンプをGETです。
いよいよスタンプはあと1個!
最後に訪れたのは、すぐ近くにある東屋(あずまや)の古蹟です。

まずは東屋観音にご挨拶。
「第五十帖」にあたる「東屋」では、薫が浮舟を宇治に隠した場面が描かれています。
実は浮舟には左近少将(さこんのしょうしょう)という求婚者がいたのですが、彼は財力目当てで、「浮舟が常陸介(ひたちのすけ)の実子ではない」と知ると破談にし、浮舟の義理の妹と結ばれてしまいます。
浮舟は傷つき、中の君のもとへ。
中の君は匂宮と結ばれて、二条院で暮らしていました。
これで少しでも浮舟の心が穏やかになるかと思われましたが…浮舟の姿を偶然見かけた匂宮が強引に言い寄ってきたのです!
驚いた浮舟を心配した母親は、彼女を東屋(小家)に隠します。
そして浮舟の居場所を知った薫は、ある時雨(しぐれ)模様の夜に、彼女のもとを訪ねました。
~さしとむる葎(むぐら)やしげき東屋の あまり程ふる雨(あま)そそぎかな~
浮舟を匂宮から隠すため、薫は翌朝に彼女を連れ出し、宇治へと向かいました!

「浮舟、こんな大変な目にも遭っていたのか…。」
「そしてこの後、2人からの愛に苦悩する…!がんばれ、浮舟!」
そんなことを話しながら、「東屋」のスタンプをGETです。

さあ、10個のスタンプが集まりました!
ここで賞品の抽選に参加できると同時に、オリジナルバッジ(数に限りあり・先着順)がもらえます。
(賞品の引換場所は、JR宇治駅前観光案内所・宇治市観光センターの2か所です。)
スマホの画面にはこのように表示されますよ!
バッジをGET!
そして当たりの画面は、例えばこんな感じです。
(もしはずれても、リセットボタンを押すとまた最初からチャレンジできます。)
ここでスタンプラリーの旅を終了しても良いのですが、せっかくなのでもう少し散策を!

こちらは宇治橋。

上流側に張り出した「三の間」から上流の景色を眺めると、山あいから川が流れ出ていて、中州があって…という、古くから変わらない景色を楽しむことができます。
(ちなみに反対側を向くと、正面の辺りに愛宕山があり、右端には比叡山があり…と、京の都を囲む山々も見渡せます。)
宇治橋といえば、観光客の方からも人気の「宇治茶まつり」では、「三の間」から釣瓶を垂らして水を汲み上げる「名水汲み上げの儀」も執り行われます。

そして…最初に訪れた夢浮橋の古蹟に帰ってきました!
「第五十四帖」の「夢浮橋」は、『源氏物語』で一番最後の部分に当たります。
命を救われ、小野で静かに暮らす浮舟。
薫は比叡山・横川へ出向き、横川の僧都から浮舟の話を聞いて涙します。
「下山する薫一行の松明の灯りは、小野からも見えたみたい。」
「これもまた、なんともいえない場面だなあ…。」
「そして薫は、浮舟の弟・小君(こぎみ)に手紙を持って行かせたんだけど…浮舟はまったく取り合おうとしなかった、という終わり方。」
「それで、誰かが浮舟を隠していると疑ったのか!」
「朝霧の出る宇治川は、物語の終わり方を、よりふんわりとした印象にしているのかも?」
「はっきりとした結論のあるストーリーも気持ち良いけれど、こういうかたちの方が、より長く心が惹きつけられる気がする!」

そんなことを話しながら、平等院表参道でおみやげ選びの時間を大満喫。
さらに宇治橋通り商店街など周辺の散策もゆっくり楽しんでから、帰路につきました。
ぜひ皆さんも、スタンプラリーを中心に宇治のまちを満喫されてはいかがでしょうか?
イベント概要
宇治十帖スポットは全10か所。
スマホ(LINE)で楽しむ場合は、宇治十帖スポットを巡ってスタンプを集めると、特典をGETしたり、賞品の抽選に応募したりできますよ!
(もし抽選にはずれてしまっても、リセットボタンを押すとまた最初からチャレンジできます。)


そしてウォーキングマップ(↓)では、スマホやLINEを使用せずに参加できます!
<ウォーキングマップでの参加方法>
- 宇治十帖スポットを巡って文字を集める
- 並び替えてキーワードを完成
- クイズの解答用紙に答えを書く
- 抽選会場(※)のスタッフの方へ渡す
※JR宇治駅前観光案内所・宇治市観光センター(9時~17時) - クイズに正解すると、賞品の抽選に参加可能
※抽選は期間中1人1回まで


<ウォーキングマップの配布場所>
- JR宇治駅
- 京阪宇治駅
- JR宇治駅前観光案内所
- 京阪宇治駅前観光案内所
- 宇治市観光センター
宇治十帖スタンプラリー 概要
- 開催期間 2026年10月1日(木)~11月30日(月)
- 参加方法
①スマホで参加(宇治市公式LINEの友だち登録をして参加)
宇治十帖スポットを巡り、スタンプを集めて賞品の抽選に応募
※多言語対応・音声ガイド付です。
②ウォーキングマップで参加
宇治十帖スポットを巡り、クイズに答えて賞品の抽選に応募 - 宇治市公式LINEの友だち登録はこちらから⇒https://url-shorter.com/f2e5dpf5
- スポット
<スタンプスポット> 21か所
<宇治十帖スポット> うち10か所
※入館・拝観等に料金が必要なスポットを含む - 賞品引換期間 2026年10月1日(木)~11月30日(月)
- 賞品引換時間 9時~17時
- 賞品引換場所 JR宇治駅前観光案内所・宇治市観光センター
- 宇治十帖スタンプラリー専用ダイヤル 080‐8183‐2101(9時~17時)
- お問合せ 宇治市 産業観光部 観光振興課 0774‐39‐9408(平日8時30分~17時15分)
賞品・特典
抽選によってプレゼントされる賞品は、宇治のさまざまな魅力体験、宇治産抹茶、京都宇治玉露「玉兎」、商品券など!
皆さんはどれが欲しいですか?
- テーブル茶道体験(2名まで)

- 生ハムカット体験&限定アイシングクッキー

- 宇治茶とお花を使った制作体験

- 抹茶のお香制作体験

- カリグラフィー体験(メッセージカード作り:『merci』)

- ビカクシダ着生体験/シルクスクリーン体験

- 宇治産抹茶
- 京都宇治玉露「玉兎」

- 4商店街共通利用券(3000円分)
- 公共施設チケットセット(ペアチケット)
(賞品は一例です。)
ほかにもスマホで宇治十帖スタンプを集めたり、ウォーキングマップでクイズに答えて抽選に参加すると、全員がもらえる特典なども!(数に限りのあるものを含みます。)
<スマホで参加する場合の特典>
- 宇治十帖スタンプ2個⇒全員にオリジナル壁紙のプレゼント
- 宇治十帖スタンプ10個⇒全員にオリジナルバッジのプレゼント(数に限りあり・先着順)
- 画面を提示⇒全員、「宇治市源氏物語ミュージアム」の観覧料が割引に(5名まで使用可)
※大人600円 → 480円 / 小人300円 → 240円
※2026年10月1日(木)~11月30日(月)まで
<ウォーキングマップで参加する場合の特典>
- クイズに答えて抽選に参加⇒全員にオリジナルバッジのプレゼント(数に限りあり・先着順)
- ウォーキングマップを提示⇒全員、「宇治市源氏物語ミュージアム」の観覧料が割引に(1枚で5名まで使用可)
※大人600円 → 480円 / 小人300円 → 240円
※2026年10月1日(木)~11月30日(月)まで
また、「お茶と宇治のまち歴史公園 茶づな」館内の掲示板「宇治まちさんぽ」には約50店舗・施設の「なびかーど」が並び、おすすめの商品や独自の特典などが掲載されています。
ぜひこちらも併せて楽しんでみてはいかがでしょうか?
Sponsored by 宇治市
